概要
『NARUTO』のキャラクターである、木ノ葉隠れのうずまきナルトと滝隠れのフウのカップリング。
非常に異質で強大極まりない力を内包し、(通例なら)全世界に同時に9人しか存在し得ない人柱力同士という珍しい部類の組み合わせ。
ピクシブ上ではおろか、日本国内では非常にマイナーであるが、海外のネット上ではナルトとフウのカップリングが意外なほどに人気である。実際に検索をかけると数多の結果にヒットする。
キャラクターの背景
- 「同じ人柱力」、「似た境遇」、「同年代」、「似たもの同士」、「おそらく似通った能力や戦闘スタイル」、「共有・理解し合える苦悩と受難」、「共通の危機」など、ロマンチックな要素が揃っている
- 「人柱力」「語尾の口癖」「小国の出身」「特徴的な髪の色」「頭の片側に髪留めをしている」「血液型がB型」「逆境に負けない快活な性格」「強い生命力を持つ」「名前の発音が数字で構成されている(「数」は尾獣の概念の一つである)」という点で、「自分に似た女性を伴侶にするように」というクシナの遺言の条件を、該当する項目の数では他の誰よりも満たしている。そして、これらの条件の少なくとも5つは、ナルトの前世の妻であるうずまきミトの人間性にも当てはまる。
- クシナの朱色の毛髪は、うずまき一族の特性である以上多少は普遍的な性質であるが、少なくとも渦潮隠れの外では珍しいものであり、また、この毛色が故にクシナは命拾いをしただけでなく、後の彼女にとって文字通り「運命の赤い糸」となったのは『NARUTO』ファンにとって周知の事実である
- 明緑色(パステルグリーン)の毛髪が作品世界にて確認されているのは、作品の連載終了後の2015年2月現在の時点でフウのほかは、ペイン六道の初代(?)畜生道の器にされた風魔一族の男のみである
- アニメオリジナルエピソードでは、ナルトの同期や砂隠れの三姉弟がフウを見てナルトを連想するシーンがあり、当然ながらクシナとナルトにもいくつかの性格の類似点がある
- 七尾・重明とうずまきナルトは、「7」、「渦」または「螺旋」というキーワードで共通する部分がある
- たとえば、全尾獣の力を手に入れたナルトが発動した尾獣螺旋丸にて、重明のエレメントは「渦」であったし、風(フウ)遁との繋がりもあるように思われる
- また、ゲーム作品においてはフウの必殺技の「鱗粉爆砕」も尾獣化して放つそれだったが、やはり「螺旋」運動を取り入れる技である
- アニオリでは、フウは「滝隠れ旋風」という体術を使っており、ナルトの「うずまきナルト連弾」や「木ノ葉旋風」(アニメで使用)と似ている
- 滝隠れのイメージである「滝」は、風遁・螺旋手裏剣の修行や尾獣チャクラモードの会得(つまりナルトの「真実の自己」の完成)、仙人モードの修行、終末の谷など、ナルトにとっても重要なキーイメージでもある。
- 滝隠れのイメージシンボルは巨大な「木」であり、木ノ葉隠れのイメージとも類似している。
余談
- 毎巻末にて発表されるオリキャラ優秀作の第62巻に掲載された「風繰フウコ」は、名前、能力、見た目ともにナルトとフウを足して割ったような雰囲気であり、これがフウの元ネタになったのではないか、または、ナルトとフウが結婚したら二人の子供はこのような人物になったのではないか、という声もある。
- 『Legend of Two Jinchuriki』という創作小説は、一時期は Google の検索予測になる程にアクセス数が多かった。ちなみに、『Legend of Two Jinchuriki』は後にそれを基にした朗読動画集も作られている(参照)。
- 「フウナル」とタグ検索すると、アニオリキャラのフウカとナルトのカップリング作品が表示されるので注意。