わかるか!!これがっ!!
CV:神谷浩史
概要
『SDガンダムフォース』におけるキャプテンガンダムの強化改造された形態。
歴代のキャプテンガンダムにはないオリジナルの形態であり、明確な差別化点の一つ。
デザイン担当はカトキハジメ。モチーフは名実ともにGP01となる。
異次元空間「ミノフス境海編」に漂流中、プロフェッサーガーベラの襲撃を受けて中破したキャプテンガンダムを、一度ネオトピアに転送して、修復がてらボディを強化したものである。
他のガンダムフォースの面々とは違い、通常形態を一新したことから、平時の能力は数値上もっとも高いとされる。
中破したキャプテンの転送中、残されたガンダムフォースは騎馬王丸の襲撃を受けて危機的状況に陥る。こうした緊急事態から、ハイパーキャプテンガンダム専用の装備を開発・製造する余力がなく、既存のオプションVを基本装備としつつ、初登場時はヘビーウェポンキャプテンのヘビーマシンガンとシールドを流用して出撃した。
理論上はキャプテン時の通常装備も流用できると思われるが、本編では初出撃の後、オプションF、V、そしてZしか使っていない。
必殺技は頭からVの字のエネルギーを発射するVアタックと、ソウルドライブのエネルギーを纏った拳を叩きつけるハイパーキャプテンパンチ。
装備
- ビームガン
腕部に組み込まれたビームガン。取り回し・速射性に優れており、頭部に組み込まれたバルカン砲、ヘビーマシンガンと同時に使用することが可能。
- オプションV
ノーマルキャプテン時の流用装備。バックパックの上部に搭載されているため、概ね他のオプションと干渉しない武装となっている。以前と同様、連結して棒型武器として機能するロッドモード、バックパック装備時のキャノンモードを有する。ハイパーキャプテンの出力が上がったためなのか、キャノンモードでは狙撃とも言える長距離射撃を可能としていた。
- オプションF
ハイパーキャプテンで最も利用されたオプション。バーニア型の飛行ユニットであり、高速で空中移動することが可能。ただしエネルギーチャージが必要なため、長時間の使用はできない。後のオプションZと比べると武装などもなく、Zの劣化と評価できてしまう装備であるが、背部に巨大なユニットを装備することになるオプションZと比べれば取り回し面では優位があるか。
オプションは設定上ではAからZまで存在するが、ハイパーキャプテンガンダムで使用したのは携行武装となるバックパックのV、飛行ユニットのF、重装備のZと三種類のみである。
偽装形態となるモビルシチズン状態はオプションCとなるはずである。が、ハイパーキャプテンの時はマスクオープンのギミックこそ残っているが、以前ような外装交換シーンがない。よって実を言うとハイパーキャプテン版のシチズンモードは未公開で終わっている。
オプションZ
輝け……輝け、ソウルドライブ!!
キャプテンにとってのゼロカスタム・爆心丸にあたる最強形態。モチーフはオーキスで、武装面では彷彿とさせる要素が多い。
しかし外観の共通項はなく、単体運用の際はむしろウェイブライダーなどに近い。
背部に装備するオプションユニットの一つで、オプションFとの併用はできないが、オプションVとは併用が可能。自立行動が可能な戦闘機型のユニットであり、機首部分を離脱させてバックパックと合体することで、キャプテンにFと同様の飛行能力を与える。
このオプション自体にミサイル等の武装や携行武装が内蔵されており、全オプションの集大成的な仕様から、ほぼオプションFの上位互換とも言える装備である。
強いて難点を言うならブースターポッドだけのFと比べるとユニット化したことで大型化しており、被弾面積が増えたことが難点と言える。が、敵は概ねキャプテンの本体を狙っていたため、このオプション単体が破壊されることはなかった。
未来から来たマドナッグはハイパーキャプテンの戦闘データを知り尽くしており、戦闘を優位に進めていた。が、この装備の存在は知らなかったのか「オプションZだと……?」と明らかに戸惑っており、その後はキャプテンの動きを読めなくなって形成が逆転している。
これは「未来が分岐したことを意図した演出」と考察されることが多いが、理由は不明のままである。
ジェネラルジオングとの最終決戦では仲間たちの応援を受け、自分の力でソウルドライブを発動させた際は上の画像のようにオプションZからガンダムフォースのエンブレムを象った光の翼を発生させ、ゼロカスタムと爆心丸と共にジェネラルを討ち滅ぼした。
ちなみにこの際のキャプテンを見たリリ姫は、その光を身にまとった姿にスペリオルドラゴンを重ねていた。
内蔵された搭載武装はミサイルのみで、ほかはキャプテン用の銃火器であるガトリング砲二丁と、メガビーム砲の二つを積んでいる。また、機首の下部は外すことでシールドとなる。
余談
上記にある通り、ハイパーキャプテンのデザインはカトキハジメが担当している。原則的にはGP01Fb+オーキスのコンセプトを混ぜた機体である。が、よく見ると各所にはカトキが手掛けたガンダムタイプの意匠と思えるような要素組み込まれており、カトキガンダムの集大成と言われることもある。
- 基本モチーフ・・・GP-01Fb
- 腕のビームガン・・・G-04及びG-05のビームガン
- オプションZ・・・オーキス
- オプションZ装備・・・重装フルアーマーガンダム、GP-03D、スペリオルガンダム
- 光の翼発生・・・V2ガンダム、セカンドV
このように、ハイパーキャプテンはまさにカトキハジメがデザインしたガンダムタイプの集大成ともいえる存在と言っても過言ではない。
ただし上記はあくまで憶測を多分に含むものである。あくまで同作で取り上げられているモチーフ作品は逆襲のシャアまでの宇宙世紀ガンダム(主にTV作品と08・83などのOVA作品)に限られていることは留意すべきである。
関連タグ
ゼフィランサス・フルバーニアン・・・モチーフ機体
フルアーマー・バーニアン・・・まさかの逆輸入機体
ガンダムダブルエックス、フリーダムガンダム、ジャスティスガンダム、ダブルオーガンダム・・・戦闘ユニットと合体したガンダムタイプ繋がり
ストライクフリーダムガンダム、アカツキガンダム、インフィニットジャスティスガンダム・・・終盤の4クール目に登場した正義のガンダムタイプ繋がり
ガンダムAGE-FX、ガンダムバルバトスルプスレクス・・・終盤の4クール目に登場した改修型ガンダムタイプ繋がり