◆忍◆ ニンジャ名鑑#84 【バジリスク】 ◆殺◆
フドウカナシバリ・ジツとドク・ジツのマスタリー、赤いイビルアイと蛇めいた柔軟性を持つ悪夢的ニンジャ。
シックスゲイツのリストに彼の名は無い。ウォーロックと組み、ソウカイ・シンジケート簒奪を企む。
「世の中には二種類の人間がいる。ニンジャとクズだ! そしてニンジャは二種類に分かれる。命令を遂行する飼犬! あるいは殺しを愉しみ、命を食って生きる真の戦士だ!」
CV:置鮎龍太郎(フロムアニメイシヨン)
人物
登場エピソードは第1部「ストレンジャー・ストレンジャー・ザン・フィクション」
元ザイバツ・シャドーギルドのマスター・ニンジャ。現在はヌケニン。ザイバツ時代は現在のグランドマスターの一人であるニーズヘグとコンビを組み、「双頭蛇(フタツアタマヘビ)」と呼ばれ、恐れられていた。
また、ニーズヘグとは同じ師匠の元でカラテを磨いた兄弟弟子の関係にあたり、なんの因果か憑依したニンジャソウルも同門のものである。
強者とのイクサに愉悦を覚える生粋の戦闘狂であり、そのあたりはニーズヘグとよく似ている。
フロムアニメイシヨンでは担当声優の置鮎=サンによる、普段のバリトンボイスから想像もつかないカブキの裏声めいた「イヤーッ↑↑!」というカラテシャウトが特徴。
容姿
ヘビの鱗めいた硬質のニンジャ装束を身に纏い、奇怪なデザインのメンポを装着している。
身長は188㎝で、メンポから覗く瞳はルビー色に輝いている。
また、背中には得物である長さ可変のフランベルジェを帯びている。
ジツ・カラテ等
名鑑にもある通り、憑依したヘビ・ニンジャ・クランのソウルによるドク・ジツとフドウカナシバリ・ジツのマスタリー級の使い手。特にフドウカナシバリ・ジツはかつてのビホルダーの比ではない強力なものである。
単純なカラテも強く、ヘビめいた柔軟さを生かしたカラテや、得物の剣を使った剣術、『アフリカ投げナイフめいた邪悪なスリケン』によるスリケンのワザマエも高い。
尚、今ではニンジャスレイヤーの愛車となったアイアンオトメの元々の持ち主(書籍版とシヨン。連載版はウォーロック)で、バイクテクニックも極めて高い。
劇中での活躍
ウォーロックの掴んだ情報を元に、ナンシー・リーの潜伏場所を襲撃。フドウカナシバリ・ジツによって実際リョナめいて捕縛し、彼女とニンジャスレイヤーによるラオモト・カン暗殺計画の乗っ取りを企図する。
しかしニンジャスレイヤーとダークニンジャにより計画は頓挫。一時撤退を試みるがニンジャスレイヤーに阻まれ、交戦することになる。
アイアンオトメを駆使した攻撃、ドク・ジツ、そしてフドウカナシバリ・ジツによる立ち回りでニンジャスレイヤーを苦しめるが、激闘の末に敗北。死に際に放った執念のフドウカナシバリ・ジツも予め用意されていたバイクのミラーによってニンジャスレイヤーに反射され、自らのジツにより半有機体の無惨な死骸と成り果て、サヨナラも言えずに呆気なく死亡した。
この後、アイアンオトメはニンジャスレイヤーの手に渡り、彼の愛馬として長く活躍することになる。