パトリック・マホームズ
ぱとりっくまほーむず
フルネーム | Patrick Lavon Mahomes II(パトリック・ラヴォン・マホームズ2世) |
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国籍 | アメリカ合衆国 |
出身 | テキサス州タイラー |
生年月日 | 1995年9月17日 |
身長・体重 | 188cm、102kg |
ポジション | クォーターバック |
プロ入り | 2017年ドラフト1巡目(全体10番目) |
所属チーム
- カンザスシティ・チーフス(2017-現在)
テキサス州で生まれた。高校時代はアメフトだけで無く野球とバスケもしており、高校野球ではノーヒットノーランを達成したこともあった。2014年のMLBドラフトではデトロイト・タイガースから37巡目で指名されたが、テキサス工科大からのオファーを受けたこともあり進学した。
大学でも2年生まではアメフトと野球の2種競技を続けていたが、2016年(3年生)からはアメフトに専念。この年、シーズン通算パスヤード5052yds.を記録するなどの活躍を見せ、アカデミック・オール・アメリカの2ndチームに選出された。
2017年1月にプロ入りの意思を表明すると、4月に行なわれたNFLドラフトにてカンザスシティ・チーフスから1巡目(全体10位)で指名された。
マホームズとチーフスは2017年7月20日に契約を締結した。
同年12月27日(第17週)の対デンバー・ブロンコス戦でデビュー。この試合に先発し、チーフスは27対24で勝利した。
2018年シーズンからチーフスの先発QBに定着。2019年シーズンにはチームを50年ぶりとなるスーパーボウルへの進出と優勝へ導き、スーパーボウルMVPに選出された。2020年シーズンも再びスーパーボウル進出へと導く。トム・ブレイディ加入1年目のタンパベイ・バッカニアーズに9対31と敗れたものの、怪我を抱えつつ健闘を見せた。2022年シーズンは自身2度目のシーズン5000パスヤードを達成し、2回目のシーズンMVPを受賞。プレーオフのAFCチャンピオンシップで前年敗北を喫したシンシナティ・ベンガルズに雪辱を果たし、2年ぶりにスーパーボウルへ進出。フィラデルフィア・イーグルスに38対35と競り勝ち、チームを3度目の優勝へ導いた他、自身2回目のスーパーボウルMVPを受賞。2023年シーズンはAFC第3シードに落ち着いたものの、ディビジョナルラウンド以降上位シードのビルズ、レイブンズに次々と勝利し、チームを再び2年連続のスーパーボウル進出へ導く。2019年シーズン以来のサンフランシスコ・フォーティナイナーズとの対戦となったスーパーボウルでは、オーバータイムにもつれ込んだ末、試合終了間際に逆転タッチダウンパスを通し、25対22と競り勝つ。自身3回目のスーパーボウルMVPを受賞し、チーフスは史上8チーム目となるスーパーボウル連覇を果たした。
- 父のパット・マホームズは元プロ野球選手で、NPBの横浜ベイスターズに在籍していたこともあり、パトリックも幼い頃日本に住んでいたことがある。父は自身のように野球選手になることを願っていたため、アメフトの道へ進むことには反対していたが、最終的にはパトリックの意思を尊重した。
- MLBカンザスシティ・ロイヤルズの少数株主であるほか、MLSのスポルティング・カンザスシティの経営グループに参加したり、妻と共にNWSL(女子サッカー)のチーム、カンザスシティ・カレントの共同オーナーにも名を連ねるなど、現役選手ながらスポーツ事業への出資を行なっている。
- チーフスからは初めてTVゲーム『マッデンNFL』シリーズのカヴァーに起用された選手である。こうしたカヴァーを務めた選手は当該シーズンにて不調に陥ると云うジンクスとは無関係な活躍を見せ、2019年シーズンはスーパーボウルを制覇してMVPを獲得する最高のシーズンを送った。なお、マホームズ自身はマッデンNFLをプレイしないそうである。