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タグは「ビビアン」が使われている。


概要

英語表記:Vivian

ペーパーマリオRPG』に登場する仲間キャラクター。

カゲ一族という固有の種族。顔にあるのは目ではなくホッペ。カゲ三人組の末っ子で、ステージ2でマリオの敵として現れる。姉たち(特にマジョリン)に冷たい扱いを受けていたが、ステージ4でマリオの優しさに触れて仲間になった。一人称は「アタイ」。優しい性格で、マリオに好意を抱いている。エンディングではマリオに告白しかける


…と、ここまで書けば可愛い魔女っ子のイメージだが、なんとこのキャラクターは日本版では「男」である。しかし、男の娘好きのファンには根強い人気を誇っている。

Switch版では「ココロの中では妹」「カラダはオトコのコだけどココロはカワイイオンナのコ」とトランスジェンダーであることが強調されて、それに合わせたニュアンスになっている。GC版から20年を経てのLGBTQ+および性的マイノリティの認識の変化を踏まえたものだろう。

またGC版ではマリオとの初対決時において、マジョリンにビビアンが男であると指摘する場面がswitch版では情勢に合わせ性別指摘部分が削除、「三人組だといつも言ってる」という台詞に変更されダイレクトな表現は避けられている。また、おなやみセンターの依頼で登場するクリチェロの台詞も変わっており、GC版では初見でビビアンの性別を見破ったという洞察力の高さを見せていたが、Switch版ではそういった描写はオミットされ「クリボーじゃない」という理由で彼を断っている。

この変更により、あくまでGC版は「男(弟)であるので姉妹ではない」ことが理由(弟としては認識されている)だったのに対してswitch版は「性別の有無問わず3人組扱いされる」「妹としても弟としても見られていない」と彼女(彼)の扱いの酷さとヘビーな問題である事がより伝わる台詞になった。


ただ、昨今のLGBTQ+は「本人が自らそうであると告白すること自体は問題ではない」という扱いであるため、だからこそ他者から男性であることを指摘するのを避けられて、ビビアン自身がカミングアウトする形になったと言える。


もっとも、ビビアンという名前は元々男性名なのであながち間違いではないのだが(21世紀現在でも英語圏で使われる男女共用の名前である)、どことなく二次元においてこの名前は呪われているような気がしないでもない。

英語版とドイツ語版のみ、日本語と違って明確な性別によって分かれる言葉遣いの差に乏しい→いちいち合わせるのがめんどくさいという理由で女性に変更されている。(フランス語版・イタリア語版・スペイン語版では男)

無論、トランジェンダーおよび混同される事が多かった同性愛に対する当時の北米での風当たりもあったのだろうが。

こちらの動画の16:40ごろを参照。


ちなみに、Switch版では世界共通でトランスジェンダーの設定となり、海外版でも台詞に関して調整が入った。

なおそのせいで欧米では「ニンテンドーがポリコレ圧力に屈した(女の子が男の娘だったことにされた)」と勘違いされ一時期騒ぎになったが、「元から」であるという日本の進みっぷりに彼等は何を思うのか


クリスチーヌ曰く「ひょっとしたら あたしよりも かわいいかも…」との事。

ペーパー


なお、ビビアンが仲間になるステージ4は、マリオの仲間達は全員ランペルが化けた偽物に騙されているせいで不在となっている。その為、ステージ4の後半においては唯一の仲間キャラとして非常に心強い存在となる。クリアするまではそれまでの仲間は戻ってこないどころか、あろうことか偽物に騙されて襲い掛かってくる。対してビビアンは、自分を励ましてくれた人物が実は敵対していたマリオだと知ると、一瞬戸惑う様子を見せながらも一緒に戦うことを決意してくれる。

明らかな偽物に騙されてる仲間と違い、仲間としての絆はかなり強いものがあると言えよう。


ちなみに新カゲ三人組撃破後、ビビアンを連れた状態で気絶している三人組に話しかけるとマジョリン達に謝罪したり、カゲの女王と対峙した際には「お姉様達には悪いけど…」と言っており、そこまでマジョリンとマリリンの事を悪く思ってはいない様である。

マジョリンはカゲの女王の腹心という設定だが、ビビアンはカゲの女王とは初対面であるらしい。


リメイク版で確認できるアートワークによると、初期デザインの頃から「3姉妹の末っ子が仲間になる」ことが決まっていたようであり、「3姉妹」の名称からデザイン当初は女性だったと考察される。

また、初期デザインではカゲ一族ではなく、オバケキャラだったようである。

後述のように前作のレサレサの能力を一部継いだキャラの為ゆえの初期案だろうか、


ステータス

敵だった時のステータス

HPATKDEF
1010

※仲間になってからのHPは15(スーパーランクで20、ウルトラランクで30となる)。


ワザ一覧

アクションコマンドやアクロバットこそ難しめだが、あまりに使える技が多いためにチート扱いされることもしばしば。低HP・FP縛りプレイでは非常に心強いお供となる。ちなみに、見た目では分かりにくいがクラウダと同様浮遊しており、地震系統の技を受けないという特徴を持っている。

カゲぬけパンチ

消費FP:0

初期から習得している技の1つで、カゲの中を通り抜け炎をまとったパンチを打つ。さらに相手に火をつけてターン毎に1の追加ダメージを与える。この追加ダメージにも炎属性がある。

攻撃力は3.スーパーランクになると4。ウルトラランクになると5.

なお、ビビアンは天井にぶら下がっている敵(バサバサなど)にも攻撃することが可能。

横から攻撃するため、パタトゲメットのように横にはトゲがついてないタイプの敵を攻撃することも可能。


カゲがくれ

消費FP:1

初期から習得している技の1つで、前作のレサレサが使用していた「すきとおり」と同じ技。

マリオを抱きしめてカゲの中へ引きずり込み、あらゆる技をやり過ごすことができる。使用した次のターンは行動できないため、連続での使用は不可能。フィールドでも使用でき、障害物のやり過ごしや木々に留まっている鳥の会話を聞き取ることができる。

ちなみに、マリオが氷漬けや炎・毒状態にされている状態で使用した場合は、カゲに隠れている間のみ追加ダメージを無効化する効果を持っている。また、アクロバットコマンドは二人が出てきた直後に存在しているが、相手が自爆等で全滅した後にアクロバットコマンドを入力した場合追加でスターパワーを得る事は出来ない仕様となっている。


まほうのほのお

消費FP:6

スーパーランクで習得する技で、ほのおで敵全体を燃やす。カゲぬけパンチと同様、相手に火をつけることができる。消費FPが6と高めだが、その分性能が高い。攻撃力は5。ウルトラランクになっても変わらず。

分身したマホマホ系統はやけどすると、分身と炎ダメージによる分身解除を延々と繰り返すため、安全に処理できる。

マリオのファイアナグーリ(消費FP5、地上全体攻撃)とは役割がやや被るが、性能の違いから差別化は簡単となっている。

なぜか敵だった時にも使用していた。その時の攻撃力は1だった。最初から使えたんじゃねーかなどと言ってはいけない。


メロメロキッス

消費FP:4

ウルトラランクで習得する技で、相手を「こんらん」させる投げキッスをする。

全体攻撃としては珍しく、敵1体ごとにコマンドを入力していく形となっている。


スマブラSP

同期の仲間たちの中で唯一(と言うか前作込みで)スピリッツとして登場、ランクはHOPE。ファイターはMr.ゲーム&ウォッチであり、カゲがくれの能力ゆえか透明化される。

数値はそれなりだがスロットが1と少なく、追加効果が重さ減少と微妙(ちなみに次回作のラスボスと同じ)。彼とゲンガーの台座からカゲの女王が召喚可能。


スーパーマリオくん』では

ウスグラ村の話の後に登場し、メガバッテン軍団の軍団員の命令でマリオを倒す事になるが、ゲーム以上にマリオに対する愛が強調されており、マリオを倒すと見せかけて助けてしまう。

軍団員は、マリオを倒すどころか仲良くするビビアンを始末するために彼女(厳密には「彼」だが)の帽子に時限爆弾を仕掛けていたが、転んだ拍子に帽子が破れた事で爆弾が転がり難を逃れる(爆弾が転がった先には上記の軍団員がいたため、彼は自分が仕掛けた爆弾でボロボロになってしまった)。そしてマリオにキスした所で無精ひげが生えていたため、男である事が発覚した。


ちなみに『スーパーマリオくん』のキャサリンも似たような役回りを演じているのだが、彼女の場合は……。

ただ、キャサリンの場合はオカマだとわかるのは当時のCMや担当者の裏話程度であり、ゲーム内にてキャサリンがオカマだと示唆する描写がないのが、当時の多数のメディアにおけるキャサリン女性化の一因である。


一方でビビアンはゲーム内で登場して早々に「実は男」ということが判明するため、その差であると言える。

(同じ作品の登場キャラで、ゴンババも最初は男のように描かれ、後に兄のブンババの口から妹であることを明言されている)


関連イラスト

はうーダブルヒロイン


関連タグ

ペーパーマリオRPG ペーパーマリオ

男の娘 こんな可愛い子が女の子のはずがない

他の仲間たち

クリスチーヌ ノコタロウ クラウダ チビヨッシー バレル チュチュリーナ

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