概要
特撮ドラマ『特捜戦隊デカレンジャー』及び『スペース・スクワッド』シリーズに登場する宇宙警察のチームの1つ。
警察章は地球署と同じくドーベルマンを模しているが、POLICEの文字の周りが朱色に塗装されている。
ダイナモ星人テリーXの事件で負傷し前線を退いたレオン星人ギョク・ロウが極秘裏に組織していた宇宙警察内の特殊部隊であり、物語の終盤に登場した彼からその存在が明かされた。彼らの持つSPライセンスも一般の刑事と比べて色は赤い。
宇宙警察の中でも特に優秀と選抜された刑事達で構成されており、特キョウ以上に凶悪な犯罪を取り締まるため「赤い特キョウ」とも呼ばれている。最終回後にデカレッドこと赤座伴番はギョクの意向でここに引き抜かれ、後に隊長として出世を果たした。
『スペース・スクワッド』においても二代目ギャバンを撃破してみせたマッドギャランにも一時撤退を判断させる程の脅威らしく、その実力は銀河中でも知られている模様。
基本的に隊員は赤い制服を着ることが義務付けられているが、一応デカスーツを着用できるのはバンだけらしく劇中ではもっぱらファイヤースクワッド隊員はチェンジせず生身で登場・戦闘を行っている。
なお、大阪ドームで上映されたヒーローショー限定ではあるがバンに加えて5つの他の惑星の出身のデカレッドによって構成されたデカレッド6人組のファイヤースクワッドが登場したことがある。
20周年作品の『ファイヤーボール・ブースター』ではバンがプレミアデカレッドの変身使用権(SP1ライセンス)を江戸川塁に譲渡したため、ファイヤースクワッド内でチェンジ可能なメンバーは2人になっている。
なお、『魔法戦隊マジレンジャーVSデカレンジャー』に登場したバトライズモードはファイヤースクワッド専用形態とされるが、クロスオーバー作品を含めてその後の作品に全く登場していない上、何故か今作のみバンは通常のSPライセンスを使用して変身している。
装備
SPライセンス
該当項目参照。
隊員服
オレンジのスーツに防弾ベストを着用。胸に着けているバッジは銀バッジをベースに朱色が追加されたデザイン。
防弾ベストはPoint Blank社のMR-Vベストで実際に現実のロサンゼルス市警察のSWATが90年代から2010年代まで着用していたものと同じモデルで本編でも他のSPD隊員が頻繁に使用している物。
腰のホルスターにはマリー・ゴールドが使用していた物と同じディー・スマッシャーが標準装備されている(バンはディーマグナムを所持している)。
ただし、『魔法戦隊マジレンジャーVSデカレンジャー』や『海賊戦隊ゴーカイジャー』といった『10YEARSAFTER』以前の後日譚ではバンは地球署時代の隊員服やデカスーツを着用している。
隊員服(10YEARSAFTER以降)
地球署の男性隊員服に似たデザインへ変更。
共通して黒い星が右サイドに描かれている。カラーリングはバンが赤、塁がオレンジとなっている。
腰にはSPシューター、バックルにはディーワッパーが備わっている。
なお、バンや塁以外の隊員はTVシリーズ同様に黒いチョッキを着用している(『スペース・スクワッド』より)。
『ファイヤーボール・ブースター』ではチョッキのデザインが一新されており、SPシューターやディー・スマッシャーとは別の新たな銃器(名称不明)が登場している。
パトカー
マシンドーベルマンと同型のパトカー。
最終回で登場。
パワーレンジャー・S.P.D.
あくまで未使用に留まるが、グローバル・フランチャイズディレクターであるジェイソン・ビショフ氏によってパワーレンジャー版のファイヤースクワッドのコンセプトアートが公開されており、本編でブルーで最終回でレッドに昇進、その後地球基地の司令官に上り詰めたスカイ・テイトがSPDデカレンジャー(名前がそのまま日本語版から取られている)、グリーンレンジャーからその後レッドレンジャーに昇進したブリッジ・カーソンがファイヤースクワッド仕様のレッド、既にレッドを引退してSPDを退職していたジャック・ランダースがレンジャープライム(レッドとブラックの中間)になり、チームを組んでファイヤースクワッドになるというアイデアが存在していた。
関連タグ
バトライズモード ファイヤースクワッド・デカレッド プレミアデカレッド
レオン星人ギョク・ロウ:創設者。