- 『モンスターファーム』シリーズのモンスターについては、フェリオス(モンスターファーム) を参照。
概要
フェリオス (PHELIOS) は、1989年にナムコ(現・バンダイナムコエンターテインメント)よりアーケードゲームとしてリリースされた、縦スクロールシューティングゲーム。
ゲームシステム
レバーで移動、ボタンでショット発射。溜め撃ちすることで強力なショットを発射できる。
ゲーム開始時に、2つの難易度から選択できる。「EASY」では全4チャプター(ステージ)、「HARD」では難度が上がり全7チャプターとなる。
世界観
世界観はギリシャ神話をモチーフとしている。
邪獣デュポンによって攫われた王女アルテミスを救うべく、恋人である騎士アポロンが天馬ペガサスに乗って戦いに赴く。
タイトルでもある「フェリオス」とは、デュポンを討つための光の剣。
ゲーム中においては、P・H・E・L・I・O・Sの各文字が刻まれた7つのアイテムとして最終ステージのみに出現し、全て入手することで溜め撃ちによる強力な広範囲攻撃を行うことができる。
移植
1990年にメガドライブへ移植。
2008年にはWii向けバーチャルコンソールとしてアーケード版・メガドライブ版の両方が移植された。
2023年にはNintendo Switch・PlayStation4向けにアーケードアーカイブスとして移植。20連射・30連射・溜め撃ち(中)・溜め撃ち(大)がボタンへ設定可能になっている。
この他、ウインドリーム開発によるフィーチャーフォン向けiアプリ版・EZアプリ版がある。
登場キャラクター(一部)
- アポロン
本作の主人公。
モチーフはギリシャ神話のアポロン。
作中では鎧・兜を纏った姿やシルエットのみで、顔は一切出てこない。
- アルテミス
デュポンによって攫われた、王国の一人娘。
モチーフはギリシャ神話のアルテミス。
各ステージの幕間には、アルテミスの様子が映し出される。その姿は美麗なグラフィック・アニメーションで描かれ、セリフはテキスト表示に加えフルボイスとなっている。
アポロンへ語りかける他、拘束されているシーンや、拷問を受けるシーンもあり、プレイヤーに大きなインパクトと、ゲームプレーの原動力を与えた…と思われる。
ちなみに髪色はAC版チャプター1クリア時の両手拘束シーンのみ緑髪寄りだが、以降のシーンやMD版ではすべて金髪である。
- デュポン
本作のラスボス。
モチーフはギリシャ神話のテュポーン。
神々すら震撼させる邪獣。オリンポスの長・ゼウスによって倒されたが復活を果たす。
作中デモでは全身にローブを纏っているが、ラスボス戦で本来の姿を表す。
- セイレン
チャプター3のボス。
モチーフはギリシャ神話のセイレーン。
登場時はイラストのような有翼人の姿をしているが、すぐさま本来の姿(鳥人)に戻って襲い掛かかる。口から吐く火炎と、撒き散らす羽根(破壊可能)で攻撃してくる。
公式動画
公式チャンネル・876TVによる、バーチャルコンソールアーケード版プレイ動画。
同バージョンの公式サイトはこちら。