シンデレラガールズ劇場の第3期最終回で放送された劇中劇。正式タイトルは『お花の妖精使い フローラル夕美』。
能力
『フローラル・コンパクト』に花言葉を添えて花の名を呼び、キスして空に投げ上げる事でお花の妖精を召喚し助力を得る事が出来る。妖精達の大きさは人間よりだいぶ小さな一般的な妖精サイズ。
ただし妖精は自由な性格なので召喚に応じない場合もあり、作中では「イエローリリー」の5名を召喚したはずが応じたのは2名のみだった。
次回予告ではイエローリリー5名と渋谷凛が召喚されている描写がある。
行動に関しても妖精達の自由意思に任されている。
召喚者の相葉夕美に関しては作中ではそれ以外の特殊能力は特に描写されなかった。本人曰く「戦わない役なんだ、てへぺろ」
活躍
道明寺歌鈴が彼女の神通力を奪おうとするイタズラ妖精喜多見柚によってバナナの皮に襲われている場面に遭遇。
偽りと陽気のイエローリリーを召喚する。
しかし間中美里と今井加奈は水本ゆかりのコンサートに行っていてこの3名は召喚に応じず、椎名法子と中野有香の2名のみが召喚された。
椎名法子がドーナツを食べさせているすきに有香が鉄拳制裁で吹き飛ばし撃破するが、やられた柚は残るフリルドスクエアの襲来を予告して消滅していった。
夕美は歌鈴の神通力を守る事を決意する。
ED後、次回予告で闇の神通力に飲まれた歌鈴の闇堕ちと彼女にお花妖精が全滅させられる危機――そして救世主ウサミンの登場が描かれた。
ヤラレシーンしか描かれていない渋谷凛には盛大なシンデレラガールの無駄遣いという評も。それはシーズン2の時に6代目もやったんですけどね。
主題歌
お日様の笑顔チャージ 咲かない花はないから
この回のみのEDとして夕美が歌う主題歌『Dreaming Star』が作成された。
EDアニメには残り3人も含めて全員勢揃いのイエローリリーが登場する。
スターライトステージ
スターライトステージでは放送記念キャンペーンとして『フローラル・コンパクト』がルームアイテムとして付与された。また10月9日からルームアイテムショップでも購入可能になった。
設置するとイエローリリーが召喚される。
フローラル夕美が持っている魔法のコンパクト。
お花の妖精さんの力が宿っている。
呼び出される妖精さんたちは可愛らしく、そして自由。
舞台裏
夏放送の『しんげき』シーズン3は夏休みスペシャルをイメージして制作されていたが、最終回としてCygamesが持ってきた話がこれだったためまんきゅう監督は「この人たち人の話聞いてない……」と頭を抱えたという。また、出演者たちが口々に「最終回はすごい」と発言、視聴者の期待を高からしめた。(京まふ2018トークイベントより)
ちなみにドナキチの中の人は『Kawaii make MY day!』発売記念ニコ生の時に有香の中の人に「あれはすごかった」と語られたが収録が前過ぎて覚えておらず(話しているうちに思い出すかも)と思って知ったかぶりで会話していたが結局最後まで思い出せず放送を見て「スゴイ!」と思ったとの事。
歌鈴を襲うバナナの皮はこの回の出演声優がそれぞれ思い思いのバナナを熱演している。バナーバナバナー
女児向けアニメノリは熊ジェットの発案との事。エンディング『Dreaming Star』はこれに応じてエラい人が関わって作られたらしい。
『Dreaming Star』の実演初披露となった『MERRY-GO-ROUNDOME!!!』春公演(メットライフドーム1日目)では主題歌『Dreaming Star』に続けて木村の「シュガミン」呼びかけから『凸凹スピードスター』が歌唱される次回予告の流れをイメージした演出が行われた。この呼びかけは木村の発案との事。妖精は召喚できなかったがシュガミンが召喚できた。俺たちが妖精さんだった
自ら夕美Pを任ずる木村にとっても、プロデューサーと二人きりの描写が多く他のアイドルとの掛け合いがなかったしんげきの中にあって突如彗星の如く現れたオリジナル回で主役で主題歌まで歌ったフローラル夕美は特に印象的なエピソードだったそうで、シンデレラガールズ10年間の歴史を通しての想い出で挙げている。
結果的にCelebration Landでフィオレンティナの相方西園寺琴歌役の安齋由香里がフローラル夕美主題歌『Dreaming Star』を披露してからのタイミングとなった『M@GICAL WONDERLAND TOUR!!! CosmoStar Land』では安齋の歌唱を振り返りつつフローラル夕美について語り続編への希望を述べていた。
逆輸入
モゲマスの2018年10月月末『心ほっこり♪ 紅葉色づく温泉ガチャ』では夕美が筆頭で登場し、それに伴う『劇場』にて、温泉に一番乗りしたものの他のアイドルがなかなかやって来ないので温泉独り占め状態になった夕美は次第に興が乗って大の字になって鼻歌を歌いだす。
ユミミン ユミミン ユーミミン……っと
温泉に咲く一輪の湯の花……風呂ーラル湯美・参上!
しかし石を枕に大の字になって決め台詞決めポーズをキメていたところに遅まきながら若林智香がやってきてバッチリ目撃されてしまうのだった。
……と、アニメのネタが本家に逆輸入される展開となった。
また、スターライトステージの仮想SNS『デレぽ』でも夕美がフラワーフェスティバルに他のアイドルを誘って行った際『召喚』と言っており、渋谷凛が承けて「お花の妖精も、どんどん増えていく」と答えている。
大好評放送中
SEASON3のラストで次回予告をしたため、出演者陣やプロデューサーによるCLIMAX SEASON第1話予想で続編希望の意見が出ていたのだが、はたしてCLIMAX SEASON第1話(40話)では五十嵐響子が向かった屋上で夕美がフローラル夕美の脚本読みに付き合っているうちに他のアイドルが乱入してどんどん脱線していく話が描かれた。
響子も毎週楽しみに見ているらしい。
そしてスピンオフ
スターライトステージの『ダイアモンド・アテンション』イベントではイタズラ妖精四天王の残党(上記の通りユズは浄化されており、ダイアモンド・アテンションでは主役の一人を務める)が黒幕として登場。
お花繋がりなのかうえきちゃんを闇落ちさせており、これはしんげきえくすてでも描写された。
イベントコミュ本編では穂乃香が悪堕ちさせた美里と加奈を伴いボスを務めるが、最終的に穂乃香も浄化されてしまい、イベントエンディングで忍とあずきがリベンジを誓っている。
10年間の歴史がごちゃまぜになった『EVERLASTING』のコミュでも取り上げられた。
関連タグ
しんげき劇中劇の系譜
三姉妹刑事(→セクシーギルティ)