概要
ブータナとも呼ばれ、仏教では音訳で富単那(ふたんな)と表記され広目天の眷族である仁王経の八部衆の1つとされ、ヒンディー語ではブートと呼ばれている。
様々な理由で急死したプレータと呼ばれる浮遊霊となった死者を、死後11日目に跡取り息子が供養せず祖霊ピトリになる事ができなかったものが墓地で排泄物や腸を食し、たまに人間を騙して食らう様になった存在がブータだとされる。
また彼らは傲慢で人の話に全く耳を傾けず、襲われた者は重病を患ったり災厄死に至る事もあるとされるが、中には人間に化けて旅人を騙すだけの悪戯をする場合もあるといわれている。
余談
元々は神や動植物を含めたあらゆる存在を意味していたが、次第に精霊や魔物を意味する言葉へとなっていったらしい。
創作での扱い
※メイン画像
押井守監修のインド神話的世界が舞台のロールプレイングゲーム。
漫画家桜玉吉によって、ターバンのように包帯を巻いたミイラ男としてデザインされた。
倒すと何故か温泉街イクシュ土産のペナントを落とす。
登場キャラクターのチャンディーは、生きるために共棲攻殻生物プレトを纏うことでトカゲのようなブッタ(ブータ)という形態となる。