概要
神に仕える身でありながら贖わざる罪を犯したために、もしくは無実の罪で斬首刑に処された僧侶。
または首狩りの習慣を持つ別な神に仕える異民族の襲撃によって斬首された宣教師などが、神の元に召されることなく亡霊や不死者となって蘇り、自らの頭部を探して徘徊するという存在。
所謂存在自体が邪悪とされることもあるアンデッドであるが、自身がすでに死者であることに気付かずに、生前と同じく善意より神の名において邪悪を祓い断罪を行う場合もあるという。
しかし、その神の摂理から離れた姿は、信者のみならず一般民衆にとっては恐怖でしかない。
創作での扱い
フィリピンでは首無し巨人プゴットの伝承から転じた、刈られた頭部を探して歩き回る宣教師「パリン・プゴット」が都市伝説として語られる。
ゲーム女神転生シリーズでは『真・女神転生Ⅱ』に、自らの頭部を持ち生前同様に魔法を唱えてくるメシア教のゾンビ化した僧侶・屍鬼ゾンビプリーストが登場している。
また正確には僧侶では無いが、自らの首を持ったキリシタンをモチーフにした英傑トキサダが、『真・女神転生IMAGINE』で3DCG化され(元は『真・女神転生NINE』の没悪魔)、ナンバリング作では『真・女神転生Ⅳ』に登場した。