「フフ牧師さま えらく胸筋が発達していらっしゃる
どこで鍛えられたんですかい?
てめぇ超人だなーーッ!」
プロフィール
登場回
原作漫画では第26巻「ソルジャー登場の巻」、
アニメでは第14話「意外な敵!? 超人血盟軍登場の巻」に登場。
また外伝的なノベライズ作品「ディープオブマッスル!!」のエピソード2「幻の残虐集団! 真・ソルジャー伝」にて深く掘り下げられた。
原作・アニメでは名無しモブで、名前の初出は『ディープオブマッスル!!』。
以降サンケイスポーツ特別版『キン肉マン新聞2号』や学研の図鑑『キン肉マン「超人」』でも採用されている。
概要
「うるせー!金だ金もってこーい!食いもんだー!早くしねぇとこのガキの体バラバラにするぜ!」
人質の少年に巨大なナイフ?を突き付け叫ぶボックマンだが、少年救出に一計を案じたキン肉マンソルジャーが、コスチュームを黒ペンキに浸して(何故か)牧師に変身、牧師に扮して食料を持ってきた彼を
「グヘヘヘ…神の使いである牧師さまの言うことだ 信用してもいいだろう」と中に入れるも、筋骨隆々な身体を見て超人と見破り(覆面はスルー)刃物で襲い掛かる。
ソルジャーと短くも激しい攻防の末、ソルジャーの必殺技ナパーム・ストレッチで倒された。
詳しい経緯については下記リンクを参照。
ディープオブマッスル!!
苦しい生活から逃れるため、東ドイツから西ドイツに母と共に亡命したボックマン。
しかし西ドイツではまともな職に就けず、食事もままならぬ困窮と、共に亡命した母親が寝たきりになってしまい、精神的に追い詰められていく。
ある日、空腹でよろけた際に少年アドルノにぶつかってしまい、彼のビニールで束ねただけのオモチャの凧を落としてしまう。
これ大事だから気を付けてよねおじさん、と注意されたボックマンは、「オレはこんな薄っぺらいビニールの玩具以下の存在なのか?」
空腹と困窮で被害妄想に陥り、衝動的にアドルノ少年を誘拐してしまった。
(なお少年の凧は、父親が多忙で構ってくれず、友達が今人気のブロッケンJr.の凧を持ってるのに自分だけブロッケンマンの凧しか持たず寂しい思いをしていた時に、父親がプレゼントしてくれたブロッケンJr.の凧で、少年にとって本当に大事なものだった)
紆余曲折ありキン肉マンソルジャーに倒されたボックマンは、ソルジャーから食料を与えられ、受けた優しさと空腹を満たせたことで正気に戻った。
そのやりとりを見ていたアドルノは、ボックマンが悪人ではないと思い、次第に打ち解けていった。
その後、改心したボックマンは、アドルノの父親の工場で真面目に働くのだった。
結構強いかも?
キン肉マンソルジャーことキン肉アタルの人柄・魅力を印象付ける為の一話限りの使い捨てかませ犬なのだが、ソルジャーは主人公のキン肉マンの実兄にして指折りの実力者(主人公より強いかもしれない兄貴)であり、その彼と「一進一退の大攻防戦だ!!」(原作のブロッケンJr.のセリフ)、「激闘の末」(ディープオブマッスルの地の文)と称される程の善戦を演じた末に、ソルジャーに虎の子の必殺技ナパーム・ストレッチまで出させている。
ナパーム・ストレッチはマンモスマンの妨害がなければキン肉星王位争奪編ラスボスのキン肉マンスーパーフェニックスを完全に倒せていたと思われる作中屈指の必殺技である。
もちろん、これを食らって生きていたのはソルジャーが手加減していた為と、必殺技を温存しなかったのは人質の少年の安全を考慮し決着を急いだためと思われ、ボックマンがマンモスマンら強豪超人に比肩するわけでは全くないだろう。
とはいえ、作中指折りの実力者相手に結構善戦していたのは確かで、彼が意外に強い?のもツッコミ所満載なエピソードのネタっぷりに拍車をかけている。
彼が人質に取った少年の母が通行人に助けを求めて断られていたが、もし仮に西ドイツの警察や軍隊が出動していても人間では歯が立たなかったのではなかろうか。