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マルセリーナ

まるせりーな

2008年生まれの日本の競走馬、繁殖牝馬。ディープインパクト産駒初のGⅠ馬である。
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概要編集

馬名マルセリーナ
英語表記Marcellina
生年月日2008年2月17日
性別
毛色鹿毛
ディープインパクト
マルバイユ
母の父Marju
競走成績22戦4勝
獲得賞金2億6938万5000円
馬主(有)社台レースホース
生産牧場社台ファーム
管理・調教松田博資厩舎(栗東)

父は2005年に無敗のまま中央競馬クラシック三冠を達成するなどその圧倒的な強さで知られたディープインパクト。現役引退後は種牡馬としても2012年から10年に渡ってリーディングサイヤーを獲得するなど大活躍するが、マルセリーナはその初年度産駒である。

母マルバイユはアイルランド産馬で、現役時は仏G1アスタルテ賞優勝など24戦11勝と活躍し、繁殖牝馬として日本に輸入された。

母父のMarjuはマルバイユの他にも欧州で何頭ものG1馬を輩出している名種牡馬。日本においてはサトノクラウンの父として知られる。

この通り血統的には結構な良血馬と言える。社台レースホースでは一口100万円×40口(=4000万円)で募集された。


現役時代編集


デビュー前〜2歳(〜2010)編集

当初は2歳の夏にデビュー予定だったが、調教中の怪我によって大幅にずれ込み、2010年12月11日の新馬戦にて安藤勝己を鞍上にデビュー。ここでは1番人気に応え快勝する。


3歳(2011年)編集

年明け初戦は牡馬混合のシンザン記念を選択。6番人気ながら3着と健闘する(レースにはこの年のクラシック三冠を制覇するオルフェーヴルも出走していた)。

その後は賞金を積むべく一旦オープン競走のエルフィンステークスへ出走。2番人気であったがここは問題なく勝利する。

続いて桜花賞のトライアルレースであるチューリップ賞へと向かうはずであったが、レース後の疲労か馬体重が減り続けておりこれを回避。桜花賞へぶっつけ本番で向かうこととなった。


4月10日、迎えた桜花賞では2歳女王にして同厩のレーヴディソールが骨折で回避となり、クイーンカップ勝ちのホエールキャプチャが1番人気。マルセリーナは2番人気であった。

レースではホエールキャプチャともども最後方からの競馬となったが、直線で先に抜け出し、ホエールキャプチャに3/4馬身差を付けて勝利。

ディープインパクト産駒として記念すべき初のG1勝利となった。また鞍上の安藤にとっては22個目のG1タイトルであったが、2013年に引退するまでのこれが最後のG1勝利でもあった。


続くオークスではホエールキャプチャを抑えて1番人気となるが、距離が長かったのか今度は伸びきれず伏兵エリンコートの4着に終わった。

その後休養を挟み秋シーズンで再起をかけるもローズS6着、秋華賞7着、マイルCS6着、阪神カップ4着と馬券外に飛ぶ敗戦が続いた。


4歳(2012年)編集

阪神牝馬S2着、ヴィクトリアマイル3着と牝馬限定マイル戦では着を確保したものの、続く安田記念では17着と惨敗。この後3戦するがいずれも敗れ、この年は1勝もできずにシーズンを終えた。


5歳(2013年)編集

現役最後の年となる2013年は前年同様阪神牝馬Sからスタートするが6着と前年よりも着順を落とし、その後に予定していたヴィクトリアマイル出走に賞金が足りなくなってしまった。そのため一旦オープン戦に出走。ここを6着とし、6月9日に行われたマーメイドステークスに出走する。

メンバー中唯一のG1馬ながら7番人気と低迷するが、中団でレースを進めると直線で逃げ馬を差し切り1着。桜花賞以来実に2年2ヶ月ぶりに勝利。長く続いた連敗を13でストップさせ、重賞2勝目を手にした。

しかしその後はまたしても鳴かず飛ばずの走りで、ラストランとなったエリザベス女王杯でも15着。引退して社台ファームで繁殖入りすることとなった。


繁殖時代編集

2番仔のラストドラフトが京成杯を勝利。産駒の初重賞制覇となった。


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