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概要編集

2008年に生まれ、2011年に3歳を迎えた世代。


97世代99世代04世代と並び、中央平地GⅠ22勝を挙げ歴代7位タイの世代。

そして何より、日本史上最強クラスの名馬が2頭同時に存在したという凄まじい世代でもある。


史上7頭目の牡馬クラシック3冠馬・史上2頭目の父内国産牡馬クラシック3冠馬のオルフェーヴル、史上初のスプリントGI3連覇を達成し、凱旋門賞以上の鬼門とも言われていた香港スプリントを日本馬として史上初めて制し翌年も連覇したスプリント王ロードカナロアという2枚看板が代表的。このためか年度代表馬が2頭いる珍しい世代となった。


ディープインパクトの初年度産駒世代でもあり、マルセリーナが桜花賞でディープ産駒初のGⅠ勝利を達成。続いてリアルインパクトが3歳で安田記念を勝っている。


一般的にクラシック3冠馬が出現する世代はレベルが低いとも言われやすいが、オルフェーヴルが出走していた3冠レースに出走した馬のうちサダムパテックトーセンラーベルシャザールなどが後にGI馬になっている。


またオルフェーヴルとロードカナロアは18世代の代表馬であるアーモンドアイラッキーライラックの父馬でもあり、種牡馬としてのポテンシャルを示す好例となっている。


障害競走のJ・GⅠはマーベラスカイザーの1勝のみであるが、熊沢重文騎手はこの勝利により、グレード制導入後に平地・障害双方のGⅠを制した初めての騎手となった。


地方競馬ではナムラダイキチが2歳年上のジャングルスマイルとともに金沢競馬を盛り上げ、一時代を築く大活躍を見せた。


海外編集

海外では、ガリレオ産駒で14戦無敗・GI10勝と凄まじい成績を出した歴史的名馬フランケルが代表格。日本人共同所有馬で、ドイツ調教馬として2頭目の凱旋門賞制覇を果たしたデインドリームや、香港調教馬で日本のGⅠ高松宮記念を制したエアロヴェロシティ、フランケルのデビュー時からのライバルであり、最近では名牝エネイブルの父として知られるナサニエルもこの世代。



勝利した古馬G1編集

芝短距離
  • スノードラゴン
  • ロードカナロア
芝マイル
  • サダムパテック
  • ダノンシャーク
  • トーセンラー
  • リアルインパクト
芝中距離
  • オルフェーヴル
芝長距離
牝馬限定
  • ホエールキャプチャ
ダート
  • ベルシャザール
  • グレープブランデー
障害
  • マーベラスカイザー
海外
  • アドマイヤラクティ
  • ロードカナロア

代表的な競走馬編集


海外馬編集

性別主な勝利レース
フランケル(GB)セントジェームズパレスSなど多数
エアロヴェロシティ(NZ)セン香港スプリント/高松宮記念
デインドリーム(GER)凱旋門賞/KG6&QE2Sなど
ナサニエル(IRE)KG6&QE2S/エクリプスS

種牡馬成績編集

ロードカナロア、オルフェーヴル、リアルインパクト、グランプリボス、トーセンラーなどが種牡馬入り。

ロードカナロアは歴史的名牝アーモンドアイが代表産駒だが他はダノンスマッシュをはじめ中距離以下の馬が多く、ダートでもレッドルゼルが交流G1を勝っている。オルフェーヴルは芝でG1を4勝の女傑ラッキーライラックや皐月賞馬エポカドーロ、ダートでBCディスタフ勝ちのマルシュロレーヌが出た他、障害重賞馬も出た。

フランケルはヨーロッパで活躍馬が多いが日本調教馬も現時点で3頭がG1勝ちしている。2022年にはアルピニスタが産駒初の凱旋門賞制覇を果たした。ナサニエルは凱旋門賞連覇したエネイブルの父として知られ、ダービー馬も出している。




ウマ娘プリティーダービー編集

以下の競走馬がウマ娘として登場している。11世代(ウマ娘)も参照。

この世代は長らく登場がなかったが2024年2月のぱかライブTV3周年記念で、オルフェーヴルとウインバリアシオンが発表された。オルフェについては、前年に放送されたアニメ3期で名前だけ言及されている。


関連タグ編集

    01世代

10世代 11世代 12世代

    21世代

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