ミクロネシア連邦
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みくろねしあれんぽう
中部太平洋のカロリン諸島東部を領土とする島嶼国家
16世紀にスペインが植民地化し、1899年ドイツに同じく植民地だったニューギニアなどと併せて売却した。
1920年第一次世界大戦にカロリン諸島を占領した日本が国際連盟より、委任統治領南洋諸島として統治権を与えられた。日本は南洋庁を設置して植民政策を進めていった結果、統治期間中は貿易黒字が続き、カロリン諸島は経済・軍事両面で欠かせない土地となったのである。
太平洋戦争においては、この地域のトラック島泊地がラバウルなど南方戦線への中継補給拠点として重視され、大容量の重油・航空燃料タンクが整備された。戦争末期には燃料不足に苦しみ、米軍のトラック島空襲により基地機能は失われた。
1945年の敗戦の結果、カロリン諸島はアメリカの信託統治領となった。当初アメリカはマーシャル諸島・マリアナ諸島・パラオ諸島をすべて併せてミクロネシア連邦として独立させようとしたが、1978年に住民投票が行われた際に各地区ごとの独立が採択されたことにより、1986年にカロリン諸島東部をもってミクロネシア連邦として独立を果たした。なお、カロリン諸島西部はパラオ共和国として独立している。
かつてのトラック泊地があった環礁は、チャアック環礁と呼ばれ、沈んだ艦船をダイビングで鑑賞できる観光地となっている。
観光目的で入国する場合30日以内であれば入国許可証は不要。ただし、パスポートの残存有効期間が入国日から滞在日数+120日以上、出国手段を確保しておくという条件を満たしていないと入国拒否の可能性あり。(申請中に滞在が90日を超える場合は、一旦グアムなど国外へ出る必要あり)
日本の外務省は危険情報はないが空き巣や暴行、飲酒によるケンカが多いため注意してくださいとのこと。
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