概要
ペルソナ3での『審判』のコミュニティを最大まで上げると作れるようになる、主人公の後期ペルソナ候補の一つ。
元ネタはもちろん某救世主の別名である「メシア」。アルカナが「審判」であるのもそういう事であろう。
『P3』ではおなじみのギリシャ神話出典ではないが、風花の初期ペルソナが聖女であるので問題はない。
なお、アルカナはどの作品でもほぼ一貫して「審判」であるが、『ペルソナQ』シリーズではP1〜P2を除き、長らく某ペルソナが占有していた「世界」のアルカナにカテゴライズされている。
主人公の固有ペルソナ同士を合体させるという王道の組み合わせだが、実はアルカナが全く異なる固有ペルソナを合成して生み出す主人公ペルソナは彼が最初で最後である(というか固有ペルソナ同士の合体もこれが最後(※1))。
容姿
その姿は白くなったオルフェウス、または主人公と絆を結んだ人に似ていると言われている。
髪(?)は金髪で、上記の通り全体的に白く背中にはロケットのような翼があり、公式イラスト等では左手にタナトスの時に持っていた棺桶を持っており、見事に合体条件を反映している。
能力
オルフェウスの時と異なり、雷弱点は消えたが闇弱点はそのままとなっている。
「ペルソナ3フェス」にて、火・氷・風・雷にそれぞれ耐性がついた。
また、初期スキルに最強打撃スキルの≪ゴッドハンド≫、習得スキルに一度死んでも全快する≪不屈の闘志≫が追加。
更に「ペルソナ3ポータブル」では全魔法攻撃が1.25倍になる固有スキルが追加された。スキルカードとうまく組み合わせれば、最強の魔法火力持ちのペルソナとなる。
ペルソナ3リロードでは素の耐性として光属性と闇属性に対しての反射を獲得しただけでなく、レベルアップにより物理無効というスキルを取得できるため全属性耐性(万能除く)という最終進化ペルソナに相応しい能力となった。
その他媒体でのメサイア
漫画版ペルソナ3
ペルソナ3 THE MOVIE
ニュクス本体との最終決戦の際、主人公の結城理が覚醒。自身のペルソナであるオルフェウスと、ファルロス(望月綾時)との絆の証であるタナトスを同時召喚・合体させ、メサイアを生み出した。
ペルソナQ
ある条件をクリアして、一定のレベルまで上げるとオルフェウスがメサイアに覚醒する。なおタナトスはDLC枠である。
ペルソナQ2
今作では女性主人公の転生ペルソナとなっており、男性主人公の転生ペルソナはオルフェウスの色違いであるオルフェウス・改に変更されている。
ペルソナ5
DLCとして登場。メサイア・賊神というP5カラー仕様の姿もある。こちらは髪(?)は銀髪で、オルフェウス同様首のスカーフは秀尽学園高校の制服をイメージしたチェック柄となっているが、盗賊を彷彿とさせるハンカチマスクの様に着けている。
また、服装も秀尽学園高校の制服をパンクロッカー型に改造したような外見にアレンジされ、よく見ると左目に星型のフェイスペイントをしており、7本の棘が着いたヘアバンド状の冠も追加されている他、ロケットの様な翼も金色になり棘の付いたリングが追加される。
棺桶のデザインもタナトス・賊神の物と同じデザインとなっている。
本作におけるメサイア系の固有スキルはステータスデバフを打ち消し、HPを全回復してしまう「オラトリオ」。
オルフェウスの要素を受け継ぎ、スキル名も音楽用語に由来しているが、直接の由来はヘンデルが作曲した「メサイア」だと思われ、カテゴリーも"オラトリオ"に属する。
脚注
(※1)デザイン的には『P5R』のラウールもこれに該当してもおかしくはないのだが、DLCで早めに召喚できる関係上、合体条件が固有ペルソナ同士の合体でなくとも良いという扱いになっている。