概要
東方projectの書籍作品である東方儚月抄にて登場した玉兎のモブキャラ。
作中では綿月姉妹旗下の戦闘部隊に所属する玉兎や、月の都の大通りで日常生活を送る玉兎たちなどが登場している。
本項では前者の綿月配下の玉兎について記述する。
依姫の部隊の玉兎たちは地上からの侵入者の迎撃の任において依姫に従って豊かの海まで出向いており、同時に地上からもたらされた流儀である「スペルカード」を通した弾幕ごっこを依姫に先行して行うなど作中でも特別な活動がある。
部隊はレイセンを含め計8名と少数だが、戦力としては依姫1人で充分であるため問題ない。
作中でも基本サポートに回っており、後述の『遠距離通信能力』による別働隊との連絡要員として役立っている。
有事でない時は訓練を行っているが、怠け者でだらだらとお喋りしたり雑誌を読んでいたりその辺の桃を食べてたりと勤勉さに欠ける。上司の月人が近付くと訓練しているフリをするぐらいのことはする。これだけサボっていても紅魔館のメイド妖精3匹と戦って連勝し喜ぶぐらいは出来るようだ。
鈴仙ほどでないものの波長を操る程度の能力を持ち、姿を消したり人を惑わすことが可能である模様。
また玉兎同士ならばどんなに離れていても連絡し合える遠距離通信能力を持つ。
能力の詳細は「玉兎」の記事を参照。
綿月配下の玉兎たち
- ベリショの玉兎(メイン画像真ん中)
玉兎兵の中で格段に活躍が多い。サボタージュ中は昼寝をしていた。
鈴仙とペアを組んでいたらしく、他の兎が2人組の中、ひとり木に向かって稽古をしていた。
消えた鈴仙を気にかけていたようだが、依姫の一言で切り替え、現在はレイセン相手に稽古を付けている。月面戦争ではメイド妖精と弾幕ごっこを繰り広げ、初めてにもかかわらず三連勝を果たした。
雑誌掲載時のカラーページに1コマだけ写っており、紫がかった薄い青(青藤色)の髪をしている。
サボタージュ中に本を読んでおり、メガネを含めインテリな雰囲気。
これといった劇中の活躍はないが、特徴がわかりやすく印象強い。
- パーマの玉兎(メイン画像右)
ふわふわした髪が特徴の兎。サボタージュ中は桃を食べながら談笑していた。
侵略者に逃げられた(実際は自分達が逃げた)ことを依姫に報告しに行った。
この他「地上へ行ったことがあるらしい玉兎」「レミリアに銃剣を突きつけた玉兎」など4匹がいる。
容姿
『儚月抄』では上記の通り制服とヘルメットを着用している。
背丈はほぼ同じであり、みなレイセンの頭半個から一個分上。髪質や髪の色、耳の形には個性がある。また、眼鏡を着用するものもある。ソックスにも主にその長さに個性があり、ニーソックス(ひざ上)、あるいはハイソックス(ひざ下)を着用する様子がそれぞれ描かれている。ハイソックス着用のものが多く、濃いカラーのものが多いが、白系統と思しきハイソックスを着用するものもある。
共通する制服部分はワイシャツにジャケット、プリーツスカートという組み合わせで、ここにネクタイを結ぶ。ジャケットのボタンは三つで、作中ではいずれの玉兎もボタン全てを閉じている。
レイセンとほぼ同様であるが、レイセンが白スカートなのに対し、ベリショの玉兎は灰色のものを履いている。
ヘルメットは後方にリボンを結ぶほかに装飾はなく、前面方向や襟、下あご付近はガードされていない。耳も露出している。
またヘルメットと並んで玉兎の服装の特徴として腰付近にしっぽが露出しているという点も挙げられる。
弾幕
弾幕構成は、あえて東方Projectのゲーム作品になぞらえるならば先述の黄昏作品に見る弾幕アクション的な銃剣刺突と小銃を振り上げつつ発生させる弾幕からなる。
このときの弾幕はSTG作品での鈴仙や清蘭などの弾幕にも見られるようないわゆる座薬弾の形状(鈴仙の場合は弾幕アクション作品でも確認できる)。
勝利ポーズは満面の笑みで両手で保持した小銃を頭上に掲げつつ飛び跳ね、やはり笑顔で振り返る(後方にいる依姫らの方を見る)というものと言えるだろう。
関連イラスト
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原作関連
関連キャラクター
同僚:レイセン
元同僚:鈴仙・優曇華院・イナバ/鈴仙
地上の「兎」のモブキャラクター
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