東方Projectのモブキャラクター
とうほうぷろじぇくとのもぶきゃらくたー
東方Projectにおいて個別の名称はないものの、種族等同一属性の下で複数の個人・個体が登場し、かつファンの間で特別な枠組みの名称で語られることのあるモブキャラクター。
「モブ」的位置づけではあるが総じて各々の個性を持ち、ファンの間でもそれぞれ人気を博している。
なお、呼び方はファンが外見から設定したものが多く、公式の呼称を持つキャラクターは少ない。
東方二次創作ゲームなどにおいて雑魚敵が必要な場合に重宝される存在でもある。
大妖精や小悪魔についても個人の名称が不明で、かつ種族的な同族が複数あることが仄めかされているが、東方Projectのファンの間では一般に「大妖精」、「小悪魔」と言えば特定の個人をイメージしたものであることが多い。
前者は「大ちゃん」、後者は「こあ」（あるいはこぁ、ここあ）等と呼ばれる個人といえば、伝わりやすいかもしれない。
なお、「名無しの本読み妖怪」（愛称は朱鷺子）のように名称不明で種族的な同族の存在の有無も不明なキャラクターもあるが、こちらは作中で描かれているのは明確に一人である。
原作STGの雑魚敵
毛の生えた玉。精霊の一種らしい。
二次創作ではAAのような顔が付けられる事が多い。
東方儚月抄では3人が月に向かい、モブ玉兎と対決した。
主に永遠亭の兎たち。主に兎の姿であるものを指すが妖怪化したものを含む場合もある。
東方永夜抄で雑魚敵として登場した他、東方儚月抄や東方茨華仙にも登場。
特に月のイナバと地上の因幡に登場するマスコットの様な動物姿のものがそのキュートなデザイン性等から「モブイナバ」として象徴的に捉えられることも多い。
火焔猫燐のスペルカードで登場する、ゾンビごっこをしている妖精。
それぞれ勁牙組、鬼傑組、剛欲同盟という畜生界に存在するヤクザ組織の構成員。
東方鬼形獣では味方、アイテムとして登場。東方獣王園では雑魚敵として登場する。
埴輪の兵士。
書籍・ストーリーシーンに登場したモブ
人間の里に暮らす普通の人間。東方ファンの間では俗に村人とも呼ばれる。
基本的に伝統的な和装か、少しアレンジされた和装を身に着けている。
東方茨歌仙、東方鈴奈庵などの人里を舞台とする書籍に数多く登場する。
モブからは外れるが、運松、抗鬱薬おじさんといった固有のキャラが濃い里人も存在。
月の都に住む玉兎。種族的にモブイナバとは別物であり、いわゆる「月の兎」。
東方儚月抄作中では一般住民の兎も登場するが、特に綿月姉妹配下の兵士たちを「モブ玉兎」と呼ぶ。
ブレザー姿でヘルメットを被り、銃剣を持っている。耳は鈴仙と似た立ち耳。
レミリアに挑むも逃亡。その後妖精メイドと弾幕ごっこを繰り広げた。
東方儚月抄にて、月の都で門番をしていた2人の人物。東方には珍しく男性である。
射命丸文のような鴉天狗と犬走椛のような白狼天狗と思しき天狗が描かれている。
この天狗たちが身に纏う、通称「香霖堂天狗装束」は、天狗の服飾文化の一つの可能性としてファンの間でも様々な創作に登場している。東方文果真報作中作の4コマ漫画に登場する個人もあり、天狗たちの生活や性格の一端がさらに描かれるなども見られている。
東方緋想天に登場した個別名称不明の天女たち。
博麗神社再建に駆り出された。
東方茨歌仙で登場する個別名称不明の河童たち。
東方心綺楼の背景や東方鈴奈庵にも登場している。
茨歌仙作中では個別のセリフがあったり主人公と絡んだりと独自の活躍を見せる。
東方茨歌仙に登場する、陸に順応した河童。
東方茨華仙、東方酔蝶華などのエピソードに登場する複数の座敷童子たち。作中では「座敷わらし」表記が使われる。
東方酔蝶華に登場したメガネを掛けた個体はテレワーク座敷わらしという呼称も使用されている。
東方茨華仙のエピソードにて、座敷わらしの代わりとすべく八雲紫が海外から連れてきた存在。
人間の里の人々からは外見が不評であったため、紅魔館の労働力となる。
東方心綺楼から続く弾幕アクションシリーズではマミゾウに呼び出されて攻撃を行う。
東方鈴奈庵では数多くの狸がマミゾウと共に私家版百鬼夜行絵巻最終章補遺の邪鬼と戦った。
東方茨歌仙では人間の姿になったモブ狸達が登場する。
妖怪化した道具。付喪神の名有りキャラのような人間化した姿は持たず、茶碗や徳利などの道具に手足が生えた姿や、箒に口が付いた姿で描写される。
