概要
「モモイロアルマジロは誇り高き女! 敵の手にかかって倒れはしない!」
第24話『魔性の女??モモイロアルマジロ』に登場した、ダーク破壊部隊のアルマジロ型ダークロボット。外見は一般的に想像されるアルマジロというより、ヒメアルマジロに近い。
右手の爪は5㎝の鉄をも貫く力を持ち、左手はアルマジロの尻尾を模したムチになっている。また人間の額に口を押し当て『P-〇』(〇は数字)と刻印することができる(これ自体に刻印以外の意味は無い)。人間態でも使用可能。
アルマジロらしく球体に変形し突撃することも可能であり、走行中のトラックを跳ね飛ばすほどの威力を持つ。
女性型の人格を持ち、ピンクのタイツを纏う妙齢の美女としての人間態を持つ。またロボット形態でも胸部に立派な物を持つ。服部半平に触られた際には「イヤッどこ触んのよ!」と反応していた。
人間態からロボットに戻る際に、両腕を『いとまきまき』の要領でくるくると回し、「ヤー!」と叫んだ後に腰をくねらせて変身するという独特の動作をする(ただし後のシーンでは一瞬で変身していた)。
配下のアンドロイドマンもピンクの全身タイツ姿の女性型であり、半平に胸を触られ怒るといった描写もある。アンドロイドウーメン?(東映レトロソフビコレクションではアンドロイドマン(女)という名称である。)
自尊心が高く、『プライド』『誇り』などを口にすることが多い。その割には少女を人質に取る、洗脳した人間を特攻させると言った作戦も行っているのだが。
作中では人間の頭脳にマイクロチップを埋め込み操り人形とし、人間社会に送り込んで大混乱に陥れる計画を進めていた。
標的(なぜか男性限定)を求め城山湖を物色していたところで、光明寺ミツコ、マサル姉弟に遭遇。プロフェッサー・ギルの命を受け光明寺博士の行方を知るためとして姉弟に襲い掛かるが、そこに現れたジローと戦闘に。だが球体に変形しての突撃でジローを吊り橋から弾き飛ばし勝利を収めた。
その後、夜の新宿を練り歩き服部半平をはじめとした男達を拉致し、改造して奴隷とするも、その光景を見たプロフェッサー・ギルから改造がまだ不十分だと指摘される。N分子が抜け切れてないとのことだが、詳細は不明。
その解決策として、精神医学の隠れた権威である八木医師を狙って襲撃。その場にいたミツコと一緒に八木医師を拉致するも、そこに現れたジロー=キカイダーと戦う。不利と見るや球体に変形し崖に突撃し、崖崩れを起こして撤退した。
だが八木医師が撮影した城山湖の写真に、配下のアンドロイマンが写り込んでしまったために秘密基地を発見されてしまう。
人質にとった八木医師の娘を爆弾と共に吊り橋にくくりつけ、ジローを迎え撃つ。ギルの悪魔の笛に苦しめられながらも娘を助けようとするジローを見て、「それ、いまだ!」と爆弾を作動させるも、その爆音で笛の音をかき消したためにキカイダーに変身されてしまうといういつものミスをやらかす。なお共に爆破された八木医師の娘も無事救出されていた。
「こうなれば最後の手段!」と、洗脳改造した男達に爆弾をくくりつけキカイダーに特攻させる。だが爆弾の感度が悪かったのか、キカイダーに動けない程度に叩きのめされても特に爆発するようなことはなかった。
ならばと球体となって突撃し最後の戦いを挑むも、回転アタック、大車輪投げを受け劣勢に陥る。
そしてとどめの電磁エンドを受け倒された・・・・・・と思いきや、その直前に「待て!」と叫びキカイダーを制止させる。敵の手にかかって倒れはしないと言い遺し、秘密基地に逃走した。
その後、ボロボロになった自身の姿を見て絶望し、「こうなった以上、自分で自分を滅ぼす。それが誇り高き女の選ぶ道」というセリフと共に秘密基地もろとも自爆。改造されていた男達もあっさり正気をとりもどした。
関連項目
甲冑眼魔:同じく誇り高き女戦士