概要
1999年8月13日放送。
旅行用の道具として開発された、ヤドカリの形をしたアイテム。これを任意の家に貼り付けると、その家の者に大事な客人としてもてなされる。
ストーリー
ママにo点のテストを突き付けられた上、散らかってる部屋を指摘され、説教を受けた後、2時間勉強することを約束させられたのび太は家出することを決意する。すると、そこへドラえもんが帰ってきて、のび太は止めないよう言うが、「1年に何回か家出するって言い出すけど、未だにここにいるじゃない」とドラえもんは止めるつもりはなく、家出した後の現実も伝える。
だが、のび太は分かってるといいながらもドラえもんにそのための道具をねだって来たため、ドラえもんはのび太に家出なんてできっこないと強く言うが、のび太もむきになって食料を持ち出し家出を開始する。
のび太はさっそく空地の土管を新たな住居に定めるが、そこにジャイアンとスネ夫がやってきて、家出したことを話すと、2人は客だと言って土管に居座り茶を出せと要求してきた。そこでのび太は話題をそらすが、そのことでサッカーをすることになってしまい、ボールが神成さんの家に入ってしまったので、のび太はお隣に挨拶に行ってボールを取ってこいと命令されてしまう。
更にのび太がボールを持って帰ってくると、食料のポテトチップも食べられてしまったため、一旦家に戻りスペアポケットを物色すると、このヤドカリンを見つけ持っていくことに。そして「帰ってたんだ!」と心配して駆け寄るドラえもんにも「別に。ちょっとドラえもんの顔を見に来ただけさ」と余裕の表情でその場をさるが、これに違和感を感じたドラえもんはこの道具をスペアポケットからなくなっていることに気付く。
一方のび太は雨が降り出したため、偶然会ったしずかと近くの家で雨宿りするが、のび太は雨をしのぎ切れなかったため、この家にヤドカリンを設置。すると、この家の人が出てきて手厚い歓迎を受けたが、のび太が昼寝をしている間に雨が止み、しずかは帰ってしまったので、のび太もこの家を去ることに。
その後のび太はさっきのお返しとしてまず、スネ夫の家にヤドカリンを設置して、スネ夫の部屋でゲームを独占するが、スネ夫のママが大切なお客様だからと、のび太の分の家庭教師も呼んでスネ夫と一緒に勉強することを勧めたため、急いでのび太は退去した。
続いてジャイアンの家にヤドカリンを設置して、お茶やジャイアンのおやつのどら焼きをご馳走になったり、ジャイアンの顔に落書した上、肩も揉ませようとしたが、その時ムクがヤドカリンをいじって取り外したことで、のび太はジャイアンにボコボコにされ放り出されてしまった。そしてヤドカリンはムクが自分の犬小屋に設置したため、のび太はムクから骨やドッグフードを勧められので、本物のヤドカリのように犬小屋を背負ったままドラえもんに泣き付くのだった。