概要シャーク!
金槌のように左右に張り出した
頭の形が特徴的な
シュモクザメ型メダロット。
顎状の両腕で咬みつき
ブレイク攻撃を打ち込む。
ハンマーヘッドシャークとも呼ばれるシュモクザメを模した、男型のSAK型メダロット。
名前の由来は「フカヒレのスープ」。
初代メダロットから登場する機体だが、ゲーム、漫画、アニメにて主人公達に初の敗北を味わわせた、強豪中の強豪である。
見た目は格闘型の様に見えるが、鮫の口を模した腕から重力攻撃ブレイクを発射する射撃型である。
しかし、漫画では形状から格闘武器の様に扱われている。
頭の先端に鼻のような穴があるが、シュモクザメの鼻があるのは両脇のハンマー部分である。
性能シャーク!
- 頭部 でんどうドライバ
うつ行動 ブレイク
- 右腕 プラスドライバ
うつ行動 ブレイク
- 左腕 マイナスドライバ
ねらいうち行動 ブレイク
初代のねらいうちパーツの中では最高の成功値を誇る。
- 脚部 ビッタンビッタン
潜水
メダロット8からは脚部特性として、チャージゲージMAXの時に一度だけ自身にモビルブーストの効果が付与される『アクセル』を持つ。
序盤の壁シャーク!
さて、このユイチイタン、ゲームでは最初のボスとしてと同時に序盤の壁として君臨する。
使用者はロボロボ団の幹部の1人『ヒステリーのレイカ』。海の洞窟に入ろうとすると、いきなり襲いかかってくる。
そして、肝心のユイチイタン戦だが……
- 成功率が高い重力攻撃ゆえに敵の攻撃が当たりやすい。
- 潜水型なのでこちらの攻撃が当たりにくいし、相手は素早く次々と攻撃してくる。
- そもそも始めたばかりなので、レベルも低いし、パーツがそんなに集まっていない。
- おまけに、一応ランダムエンカウントで対水攻撃パーツを手に入れられるが、この頃の対水攻撃は必中ではない。更に射撃系の熟練度が高いカブトバージョンはともかく、格闘特化のクワガタバージョンは難易度が高い。
……もはや、何のイジメかと言いたくなるくらいである。海の洞窟の前で屍の山を築いたメダロッターは数知れず。
しかし、ここを乗り切ればナイトメダルと2体目のティンペットを手に入れられるので、戦いが少し楽になる(2体目を作れるパーツが揃っていればの話だが)。
漫画版シャーク!
ヒカル編、第4話に登場。
原作同様、ロボロボ団の機体として海に出現。
こちらでは、頭のハンマーヘッドの部分は水面下から水上の敵を探知するソナーになっており、脚部のビッタンビッタンは水流を超高速で噴射する事でどんな荒波でも泳ぐ事ができる事が判明している。
ちなみに、プラスドライバ・マイナスドライバの鮫の歯部分は『スキッパハンド』という名前らしい。
当初はジャンプアタックで攻めてきたが、飛び上がった所をメタビーに狙撃されて1体が機能停止した。
しかし、それを見たロボロボ団がダイブアタック作戦に切り替えた事で雲行きが怪しくなる。
潜水パーツを持っていない(飛行パーツは商店街戦で電柱に絡まって紛失している)上に、自慢のメタビーショットも水中では無意味であり、焦ったヒカルのめちゃくちゃな指示で、メタビーは自らの首を絞める事になる。
動けなくなったところを足場の桟橋を破壊し、メタビーを海中に引きずり込んだ。
しかし、そこへセレクト隊が駆けつけ、ユイチイタンを撃破。無効試合となったものの、今まで勝ち続けていたヒカルにとって初めての敗北となり、しばらく落ち込ませた。
アニメ版シャーク!
第5話に登場。
マナーの悪い客によって海岸を汚された事に怒り、怪物騒ぎを起こした悪ガキ3人組のリーダー・リョータの愛機として登場する。
こちらは、重力弾を魚雷のように発射する事ができる。
イッキとメタビーに絡んできた事でロボトルとなるが、潜水パーツがなく、海での戦いが初めてなメタビーを翻弄する。メタビーが船酔いした所を襲撃され、イッキとメタビーは初黒星をあげる事となった(この時、オチツカーを取られた)。
その後、カネハチまーく2使いの海の爺さんから修行を受けたイッキとリターンマッチする事になる。
カネハチまーく2の脚部であるスイックで海を浮かぶメタビーに潜水攻撃で攻めるが、海の爺さんのアドバイスから逆転される。
その後、リョータ達はイッキと和解し、取られたオチツカーも取り戻すことができた。
なお、この話でメタビーが装備したスイックは、メダロット8から『マリナー』という脚部特性で水辺と相性が良くなった(ただし、マリンロボトルでは使えない)。多脚なので、アンチシーが効かないという利点を持つ。
他の媒体での登場シャーク!
初代ほど強敵ではなくなったものの、やはりヒカルやイッキが初敗北した相手という快挙もあってか人気が高く、登場作品は多い。
メダロット5では、ネコザメがモチーフのHDJ型ブルヘッダーが登場する。
トラップクリアによる、トラップの除去と予防に特化している。
メダロット弐COREでは、おどろ山でおばあさんが使ってくる。低確率でエンカウントする潜水型メダロットからアンチシーパーツを入手できれば、比較的に楽に戦える。
メダロット7から頭部の形状が前後に大きくなっている。
また、各パーツすべてに貫通性能が付与され、より凶悪になった。
メダロット8では後輩にウズマキザメ型のインフィニティスが登場(顔つきはそっくり)。
こちらはデストロイやアサッシンを得意とする格闘型である。型番はUZS。
メダロット9では野良メダロットとして海の近くに出現する。
真型メダロットではユイチイタンのリメイクであるペレグレサーが登場。
ユイチイタン以外でSAK型の型番を持つ唯一の機体である。
デザインはオーソドックスな鮫。ユイチイタンと同じ最初のボスだが、店売りパーツの充実により初代ほどの強敵ではない。
メダロットnaviではサメ型のアイランドクロコが登場。
型番はSHK。全員集合とアンチシーを使う。
メダロットGでは波打つ様な軌道で飛ぶブレイクを使う。
本作での重力系は磁気嵐を飛ばすという設定になっている。
水中と氷上が得意で、水中からのハイジャンプが可能。
メダロットDUAL及びメダロットガールズミッションでは、弧を描く軌道の重力弾を撃つ。全身にダメージを与える範囲型射撃で、ダッシュを阻害するマイナス症状を付与する。自機にもダメージ判定があるため、よく壁にひっかかって自爆する。
他のシリーズの3Dモデルと異なり、頭の上方の発射口らしき部分がプラナリアの目のようなデザインになっている為、ちょっとゆるキャラの顔っぽくも見える。
脚部は水中と平地に対応しており、このシリーズの潜水型の特徴として水中では水冷によって脚部充填が無制限となり、無限にダッシュ可能となる。
メダロットSではFPガチャという無料ガチャでのみ入手可能。FP(フレンドポイント)はフレンド採用時に少量入手できるもので、プレイスタイルによっては通常のガチャ機体よりも入手困難な場合も。
性能はいずれのパーツにも上位互換が存在し、かなり弱い部類に入る。本作では潜水パーツ自体がアンチシーへの弱さと脚部充冷の低さから採用率が低く、戦車と並んで不遇脚部と言われている。
そこへ更に脚部特性も採用率の低いチャージ行動をトリガーにして発動するタイプで、なおかつあまり重要視されない回避値を上げるアクセルであるため、性能面でユイチイタンを採用する理由がほぼない。
本作でユイチイタンをパートナーに設定している人を見かけたら、間違いなくユイチイタン愛に溢れるユイチイタンガチ勢であると思ってよい。このようなガチ勢の存在によって性能的には潜水機体の中でも下位に位置するにもかかわらず、潜水機体の中での採用率は高い部類に入るという、不思議な立ち位置にある。
Sのストーリーでは5部のとあるシーンで海に出るアラセとクロスのために海洋研究部の人がユイチイタンの脚部パーツ「ビッタンビッタン」を貸してくれるのだが、実際にゲーム中でクロスメサイアの足をビッタンビッタンに変えると重量オーバーしてしまう。腕に自信があるならそのままで戦って雰囲気を楽しむネタプレイにはいいかもしれない。