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概要編集

1997年10月1日~11月26日に放送された。全9夜。

本放送時は特番として第1、2夜が各45分で放送されたが、『リターンズ』は販売目的のために30分に短縮され、Classicでは第1・2夜を再編集し3回に分け、全10週に渡って放送された。そのためClassicでは第1夜から第3夜まで新規の前枠・後枠が使われている。


1997年当時ビザを必要としなかったヨーロッパ21ヶ国をレンタカーで実質8日ですべて回るという企画。当然8日に21ヶ国を回るのは絶対に不可能。できるだけ多くの国を回るというコンセプトで行われた。なお、ヨーロッパシリーズ全体を通して、経路にアイスランドマルタギリシャキプロス、並びに東欧諸国は含まれていない。

当初ミスターが掲げた旅のテーマは「メルヘン」で、番組中では『くまのプーさん』や『アルプスの少女ハイジ』ゆかりの土地を訪れている。


事件簿編集

道を間違える編集

ブルージュに向かって高速道路を進んでいたが、着いたのはブローニュだった。ブルージュはBrugge、ブローニュはBoulogneなので間違える可能性はある。高速道路での道間違いはヨーロッパシリーズでの定番となった。


プーさん爆死事件編集

風船が破裂してしまったライス+α

一同は第一夜のイギリスでプーさんの風船を購入。そのまま大陸に移動し、アルプス越えに挑むのだが…走行中、後ろから何かが破裂するような音が。


ミスター「一つ考えられることが、このトランクの中に僕の愛しのプーさんがいるんです。で、気圧の関係か何かで、もしかして」

ヒゲ「高度2000m超えてます」

ミスター「ええ、膨張して、破裂したんではないかと

大泉「そして忘れちゃいけないのが、リヒテンシュタインであのオヤジがプーさんをパンパンにしてくれたって事です」


そしてミスターはトランクを開け、驚きの声と共にすぐに閉めてしまう。気になった大泉とD陣が再びトランクを開けると、そこにはペラペラになってしまったプーさんが。そう、プーさんは元々パンパンだったことから高山地帯での膨張に絶えきれず、爆死してしまったのである

ミスターからは「日本の土を踏ませてやりたかった」「浮いているから踏むことはないんだけども」なる言葉が。その後も爆死したプーさんは一同と旅を続け、日本の土を踏んだのであった(イベントで展示されている)。


どうでしょうやめます宣言編集

行程が全然進まない状況の中、ミスターが21カ国回れなかったら水曜どうでしょうをやめますと宣言。強行軍でドイツからオーストリアに向かおうとした。しかし観光も楽しみたい大泉とD陣は乗り気ではなかった。ミスターが眠っている隙に大泉は道を間違える演技をして高速を降り観光地に立ち寄った。目標を台無しにされたミスターはもちろん不機嫌だったが、古城を探索する姿は楽しそうでもあった。


宿なし編集

エクス・アン・プロヴァンスで宿泊しようとしたものの宿が全く見つからず車中泊となった。

ちなみにヨーロッパ・リベンジでもここをキャンプ地とする事件が起こった。ヨーロッパ20ヵ国完全制覇ではエクス・アン・プロヴァンスでの宿探しに再挑戦した。


余談編集

実はこの企画は数少ない「大泉洋が出発前から行先を知っている企画」でもある。

番組内では「今回はロケ先が遠いヨーロッパのため、人道上大泉にも行き先を伝えた。」と説明されているが、実際はHTBの総務局長(このような海外企画はどうでしょう班の出張扱いとなるため、総務局長に海外渡航届を提出し、決裁を出す)がうっかり行き先を言ってしまい、大泉にバレたため。以後HTB局内では「どうでしょう班の行き先は役員レベルでも絶対機密」「どうでしょう班の出張届の社内手続きは簡素に」とのルールが策定されている。


関連タグ編集

ヨーロッパ・リベンジ - 本企画の続編で、本企画において回ることが出来なかった北欧地域を中心に巡る。

ヨーロッパ20ヵ国完全制覇 -本企画の続編の続編で、上記の企画で回れなかったバチカン市国、サン・マリノ、ポルトガルを巡る。ひとつ残されたアイルランドはこの時点で「行かねぇ」と判断されて、一時期はシリーズ完結っぽい空気になっていた。

21年目のヨーロッパ21ヵ国完全制覇 - 本企画の続編の続編の続編で、上記の企画でも回れなかったアイルランドを巡る。

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