CV:村井かずさ
概要
主人公(カムイ)に仕える従者の少女。
暗夜王国の北の城塞で厩舎係をしている。
その正体は「星竜」という小さな竜。
経緯は不明だが、傷を負い、北の城塞の厩舎に隠れていたところを幼いカムイに介抱された。
傷が癒えた後は、人の姿を取り、厩舎係としてカムイに仕えていた。
無間渓谷において、魔剣ガングレリに導かれるようにして奈落の底に落ちていくカムイを救うべく現れ、人の姿に戻れないことを覚悟の上で真の姿を明かし、主を救った。
その後は星界への門を開き、避難場所でもあるマイキャッスルへと導いた。
本人曰く「父も母も、仲間と呼べる存在もみんないなくなってしまった」との事。
マイキャッスル建設後は「リリスの神殿」におり、時間ごとに食料をひとつ与えることでリリスのレベルを上げることができる。また、たまに換金できる小判をもらえる。食料によってステータスの上昇率は異なり同じ食料ばかり与えるとどれかにかたよったステータスになってしまう。
マイキャッスルの防衛戦では友軍として戦闘に参加し、白夜王国編では回復、暗夜王国編ではブレスによる攻撃で援護してくれる。透魔王国編は回復と攻撃の両方が使える。
ただし通常の味方ユニットではないので支援は付かず、パルレもできない。
また食べ物を捧げた際の食べ方の豪快さもよくネタにされ牛乳に至っては瓶ごと食べたりする。
彼女の最期はルートによって異なる。
白夜王国編では、ガンズの奇襲からカムイを庇う形で致命傷を負い、エリーゼ・サクラの治療を受けるも回復せず、カムイに看取られ死亡する。
暗夜王国編では、白夜王国と風の部族の地を結ぶ、黄泉の階段において、マクベスが召喚したノスフェラトゥの軍勢の奇襲からカムイを庇う形で致命傷を負い、その傷が元で死亡する。
どちらのルートも今わの際には、人の姿に戻ることができた。
死後も彼女はカムイを支えており、ラスボスの攻撃を受け死後の世界に来た際、元の世界に送り返すべく主を奮起させた。
なお、死亡後も魂はマイキャッスルに留まり、食料を与えることはでき、マイキャッスル戦にも参加する。
彼女の名を冠した杖である「リリスの星杖」は5マス以内にいる味方全員を少し回復する。ただし、使用回数は1回だけなので使いどころが難しい。
真実
この先、DLC「見えざる史実」「泡沫の記憶」におけるネタバレが存在します。 ネタバレを嫌う方はブラウザバックをお願いします。
実は主人公(カムイ)の実の妹。
彼女は狂いに狂いきった透魔竜ハイドラの本体が成した娘である。
なおリリスの母親に関しては一切判明していない(そもそも神祖竜の生殖方法自体が不明)。
ちなみにカムイはハイドラの良心とミコトの間に生まれた子供であり、厳密に言えば異母兄(姉)妹に当たる。しかし白夜兄弟とすら血が繋がっていないと思いきやまさかのリリスが肉親と言う事もあり、衝撃を受けたプレイヤーは数知れず。
ちなみに、彼女のブレスの射程はハイドラと同じ1~5マスと広範囲にわたる。
父の命によりシェンメイを筆頭とした透魔兵を率い、透魔王国にやってきたハイドラの良心、そして彼に導かれたウード・アズール・セレナを襲撃する。
ハイドラの良心を偽物と呼び、彼へ深手を負わせるも、「最後に目にするのが愛する自分の娘ならこんなに幸せなことはない」と言われ、とどめをさせなかった。
事実、彼女はハイドラの実の娘でありながら、ハイドラにとっては捨て駒でしかでなく、虐げられ、奴隷のように扱われてきた。
認められようと頑張っても、労いどころか、言葉一つとさえかけてもらえなかった彼女にとって、上述の言葉は、初めてかけてもらえた実父の言葉であり、愛情でもあった。
ハイドラの良心の抹殺を諦め、戦意を喪失したところで自らにかけられた透魔の呪いが発動し消滅しかけるも、ハイドラの良心が残り少ない命と力を用いて解呪した事により自由の身となる。
そのまま父の最期を看取ると、父の命を奪ってしまったことの償いとして、兄(姉)であるカムイを守ることを決意。その際「永遠に妹と気づかれなくてもカムイを守り導く、父親への最後の忠誠の証としていつかカムイが透魔王国に来た時は一切真実を明かさない」…と自らに言い聞かせている。
事実、彼女は白夜編・暗夜編において最後まで自身がカムイの妹であることを明かさずにカムイを守って死亡、透魔編ではストーリーに関与せず死亡することもないがやはり妹であることを打ち明けない。カムイ♂が唯一結婚できないのも、そのせいなのかもしれない。
その後はハイドラと決別し、カムイの力となるべく、星竜たちが住まう星界へと向かった。
ちなみに切り離された良心とは言え、ハイドラを圧倒した彼女だが、父同様、透魔王国を離れると力の大半を失うことになってしまう。
そのため、上述の2ルートでの最期も、本来の実力なら避けられたとも考えられる。
DLC「泡沫の記憶編」ではシグレの命を助けるためハイドラの居城、ロウラン城を目指すカンナたちの前に現れ、オフェリアとソレイユがそれぞれの父親から譲り受けていた転移の水晶石に魔力を与えハイドラとの決戦への舞台に送り届けた。カンナ(実は叔母と姪・甥の関係に当たる)たちによってハイドラが正気に戻ると、星界で眠りにつくことを決めた父ハイドラを導くため共に旅立った。
ヒーローズ
星竜の娘 リリス
属性 | 青 |
---|---|
兵種 | 竜/飛行 |
武器 | 星竜のブレス(専用) |
補助 | 引き戻し |
A | 攻撃速さの絆3 |
B | 守備魔防の連携3 |
C | 攻撃の相互大紋章 |
2020年4月から登場。原作はマイキャッスルだけで操作は出来ない上に戦う場所は限られていたがこれで操作が可能になった。青属性の竜・飛行はナーガ以来の登場。
専用武器「星竜のブレス」速さ3に自分と支援を結んでいる味方の隣接マスへ移動。さらに支援を結んでいる味方が3マス以内にいると戦闘中、全ステータス+5。支援を組む必要はあるが体力関係なしに無条件で移動出来るので実質、行路系スキルの上位互換。
初登場の「攻撃の相互大紋章」は周囲2マス以内の味方は戦闘中は攻撃+4で逆に周囲2マス以内に味方がいる時は戦闘中は自身の攻撃+4と紋章系の強化版。カムイ(男)はもちろん、レイラやイースターイドゥン、クレーベやまもりなどステータス上昇や支援を組んでいると追加効果発動するユニットが多く相性がピッタリでかなりサポート型のユニットになっている。もちろん速さは青竜の中で一番速いのでアタッカーとしても対応が出来る。
飛行と竜なので飛行特攻と竜特攻のユニットにはくれぐれも気をつけたい。
2024年4月のアップデートで錬成武器対象に。
支援を組む条件に変化はないが支援相手のマス移動範囲が周囲2マス以内へ拡大。そして全ステータス強化の条件が周囲3マス以内の味方へと緩和し、戦闘後にHP7回復が追加。
「支援を結んでいる味方が3マス以内にいる時」の効果はターン開始時に変更され、自分と周囲3マスにいる支援相手と速さ守備魔防+6かつ回避付与が追加。
特殊錬成効果は自分のHPが25%以上の時は戦闘中さらに全ステータス+4かつ全ステータスが攻撃した側の移動前と移動後のマス距離分増加(最大4)
さらに自分と周囲2マス以内にいる味方のうち、バフ合計値が最も高い数値をダメージに加算かつ見切り追撃効果。
これで自分以外でも支援相手に強化が入るようになり、ステータスとダメージ増加を狙いやすくなる新たな個性を得た。
「想いを集めて」では英雄達が騎乗する軍馬、ペガサス、飛竜のお世話役を務めており
その優れた才能を聞きつけた他の英雄達から引っ張りだこの状態になる羽目に。
また、他の英雄のイベントにも登場する機会が多く、ミレディのイベントでは
彼女のパートナーである飛竜トリフィンヌの声を聴き、胸中に抱いている
本当の気持ちは何なのかを聞き出している。
マリアンヌのイベントでは「自らの持つ紋章のせいで周りを不幸にする」と
思い悩む彼女のため、不幸な目に遭ってもめげない英雄を紹介する。
結果、マリアンヌは彼の前向きさを見て自分も頑張ろうと思うようになる。
また、後述する「もう1人の自分」のイベントにも登場する。
余談であるが、かなり先行してマークスが彼女を模した浮き輪を持っていた為、英雄たちの日常でリアーネからは先輩扱いされる事になった。
透魔竜の娘 リリス
属性 | 赤 |
---|---|
兵種 | 竜/飛行 |
武器 | 透魔竜の力(専用) |
奥義 | 竜裂 |
A | 攻撃速さの機先4 |
B | 空からの急襲3 |
C | 速さの紫煙4 |
2022年5月から登場。DLC「見えざる史実」でハイドラの悪心で生まれた時の姿。
通常版とステータスを比べるとHP以外は上回っている。
専用武器「透魔竜の力」は速さ3と錬成ブレス効果は同じだが通常版の星竜のブレスの上位互換で支援を結んでいる味方の周囲2マスへの移動に拡張。ターン開始時には支援を結んでいる味方が3マス以内にいると自分と支援相手に見切り・追撃効果を付与されたが全ステータス+5の効果はHPが25%以上の時に両方の変更と条件が付いてしまった。
アタッカーとサポートを両立していたがほとんどアタッカー寄りな性能に変わった。
新たにグレードアップした「速さの紫煙4」は紫煙3の効果はそのままに戦闘後は自分のみ速さ+6かつ回避のバフを付与する。
弱点は通常版と同じだがスキル構成は丸っきり違うので同じ感覚で使わないようにしよう。
「想いを集めて」ではカンナ達とシグレを抹殺するため、密かに暗躍を開始するが
アスク王国で厩舎係を担当している英雄達から本人と勘違いされてしまい
しかもその本人と鉢合わせしてしまう事態に・・・
関連イラスト
関連項目
ティト…同シリーズの中の人繋がり。声が当てられるのはヒーローズが初。