概要
2024年に記載されたケラトプス科の角竜で、セントロサウルス亜科の中でもアルバータケラトプスやメデューサケラトプスに近縁だった。
アメリカ・モンタナ州のジュディスリバー層から頭骨のほか、脊椎、頸椎、尾椎などが発掘され、それらを基に推測すると全長6.7メートル・体重5トンに達したとされ、セントロサウルス亜科としては最大級の体躯を誇った。
属名は北欧神話の神・ロキに由来するが、これはデンマークの研究チームへの敬意に加え、フリル上部のホーンレットがロキの魔剣・レーヴァテインに似ていたことに由来する。
このホーンレットは近縁のアルバータケラトプスやメデューサケラトプスに酷似するが、独自の特徴として前述したフリル上部のホーンレットが左右非対称になっている。これがカリブー(トナカイ)の角に酷似している事から、種小名ランギフォルミスも「カリブーのような」を意味する。