概要
ヴァルゴ杯とは、『ウマ娘 プリティーダービー』において9月に開催されるチャンピオンズミーティングである。
レース概要
チャンピオンズミーティング ヴァルゴ杯
場所 | 距離 | バ場 |
---|---|---|
阪神 | 1600m(マイル) | 芝・良 |
コース | 天候 | 季節 |
右 | 晴 | 秋 |
直線 | 0~約470m |
---|---|
コーナー | 約470~810m |
最終コーナー | 約810~1130m |
最終直線 | 約1130~1600m |
上り坂 | 約350m地点 |
下り坂 | なし |
序盤 | 0~約270m |
中盤 | 約270~約1070m |
終盤 | 約1070~1600m |
2022年版は舞台が大井となり初の地方開催のチャンピオンズミーティングとなった
コース特徴
9月といえばスプリンターズステークスなのだが、☆1~2の短距離ウマ娘が少ないためかマイルチャンピオンシップモデルのレースが開催される。……が、何故か開催は前回のレオ杯と同じく阪神レース場でのレースとなった。これは2021年のマイルCSの開催場に準拠したのでは?という考察があった。事実、当年度のマイルCSは京都競馬場が工事中で使えないため、阪神競馬場で行われている。
余談だが、2021年マイルCSではこれを以て引退レースとなることが決まっていたグランアレグリアが強烈な末脚を繰り出して見事に優勝。有終の美を飾っている。
ざっくり言うとキャンサー杯とレオ杯のハイブリッドのようなコースであり、それぞれの要素として以下の点が挙げられる。詳しくはそれぞれの大会を参照されたし。
- キャンサー杯
- 直線が長く、最終コーナーのスパート区間が短い。ただし今回は70mなので「点」扱いはできない。
- 最終コーナーがレース半分から始まるため、『紅焔ギア』等は有効ではない。
- レオ杯
- 序盤とラストに登り坂があるが、下り坂が緩いせいで下り坂系のスキルが発動しない。
- レース場ボーナスのステータスはスピード(300毎)。
緑スキルの『右回り』や『秋ウマ娘』が有効なので、それらを所持しているファインモーションが力を発揮する。
環境
マイルおよび阪神レース場でのチャンピオンズミーティングの傾向は既に周知だったことから、おおよそ事前の予想通りのウマ娘が猛威を振るう形となった。
また、
- 道中の位置取りの重要性が認識され、それによる賢さ育成と道中スキル重視の育成の流行。
- 直前のアオハル杯実装の結果、全体的にステータスがインフレした。
といった要因が合わさった結果、グレードAともなるとスピードカンストが大前提、上位陣は賢さS~SSも当たり前という、以前よりも一気にレベルの上がったレースとなった。
その結果、
- 賢さが極まった逃げウマ(セイウンスカイの固有スキル継承)が環境トップ、後続を突き離す大逃げが決まることも多数。
- キャンサー杯では機能していた蓋役の逃げウマ娘を入れる戦法については、水着マルゼンスキー相手には無意味な上、他の逃げウマ娘も賢さに特化するようになったため衰退。
- 先行勢は前回と異なり、有効な終盤加速スキルがまるで無いこともあって、逃げウマが撃沈すればワンチャンある程度。
- 差し・追込勢はキャンサー杯から引き続き豪脚(+他の金加速・固有加速)のガチャ。今回は良バ場ということで条件そのものはまだ有利なはずなのだが、蓋役が機能しづらい+賢さ特化した大逃げの増加から、分の悪い掛けなのは相変わらず。
といった環境となった。
- マルゼンスキー(水着)
- 前回に引き続きトップメタに君臨。距離が短くなったことから自前の回復スキルの優位こそ減ったものの、代わりに他のマイル向けスキルが使用可能になったこと、そして唯一相性の悪かった通常マルゼンスキーに対し向こうの固有がほぼ死んでいる関係から、対策となるウマ娘も不在ということで大暴れ。
- とはいえ、依然として逃げウマ共通の課題となる「『地固め』をいかに習得するか」という問題、そして十分な強さを発揮するためにはとにかく賢さを盛って道中の位置取りを上げていくのが不可欠であり、その入手難易度もあってお手軽とは言い難い面も。しかし、きっちり育てきれば一瞬たりとも後続に抜かせない逃げの完成形とも言える走りで他を完封する。
- セイウンスカイ
- キャンサー杯ではトップメタとして猛威を奮ったこともあって、今回もその強さは相変わらず。とはいえ水着マルゼンスキー相手となると前を取られやすくて勝ち目が無いのは変わらず。強いて言えばステータスインフレの影響で本来難しかったマイル向け育成の敷居が以前より下がったのが追い風か。
- なお、彼女自身はさておき固有スキルに関しては相変わらず逃げウマの必須スキルと化していた(そしていかに発動させないかというゲームになっていた)ため、ある意味ではトップメタ。
- ウオッカ、グラスワンダー(通常)
- キャンサー杯から引き続き、豪脚+乗り換え上手のダブル金加速による運ゲーに全てを掛ける戦法で活躍。今回からの変化としては、直前に追加されたサポートカード『SSR ナイスネイチャ』によってウオッカも金加速両立が実用的になったこと、アオハル杯シナリオで貰える金スキル『アガってきた!』で道中の位置取りを上げやすくなったことがあるが、逃げウマのインフレ、そして発動タイミング頼みの運ゲーなので分が悪いのは相変わらず。それでも、水着マルゼンスキーやセイウンスカイに比べれば育成の敷居は低いため、無~微課金勢の勝ち筋として高い採用率となった。