概要
レオ杯とは、2021年8月に開催されるウマ娘チャンピオンズミーティングである。
レース概要
チャンピオンズミーティング レオ杯
場所 | 距離 | バ場 |
---|---|---|
阪神 | 2200m(中距離) | 芝・良 |
コース | 天候 | 季節 |
右 | 晴 | 夏 |
コース特徴
宝塚記念モデルのレース。
前回のキャンサー杯と比較すると最後の直線が356.5mと短めで代わりに4コーナーが丸々スパート区間に入る。そのため前回と違いコーナー加速が重視されるのだが、「曲線のソムリエ」等の汎用加速スキルは最初のコーナーで発動することもあり不安定なのでマルゼンスキー(通常)やタイキシャトル等の固有が有効になってくる。
残り733mからスパートするのでマチカネフクキタルや水着マルゼンスキーが持つ「スリーセブン」(残り777mで発動する回復スキル)も効果的。
上り坂は正面ストレートのゴール板部分に存在するため、スタート後とゴール直前の2回通過する。このため「登山家」等の上り坂を条件とするスキルは大抵前半で発動し、ゴール直前は上り坂スキルによる補助を得られず速度が下がりやすい。そのため下記のオグリキャップ等が持つ「残り200m地点で発動」系スキルや「全身全霊」による補強がかなり有効になる。
一方で下り坂はなだらかなためか「下校の楽しみ」等の下り坂を条件とするスキルは発動しない。
この他隠れた仕様として「各コースで特定のステータスを参照して300ごとにスピードにバフがかかる」というのがあるが、阪神レース場の場合対応するステータスはスピード。そのため、スピードSSでも1200(カンスト)と1199では大きく差が出るため、スピードカンストとするメリットが非常に大きい。
環境
前回に引き続きルームマッチでの試走が多数重ねられたことから、以下のウマ娘が有力候補として挙げられ、本番でも実際に結果を残している。
……毎度のことながら宝塚記念とは縁もゆかりもないウマ娘ばかり走ってる気がするが、そこはゲームなので……。またどういうわけか全体的に世代が妙に古いのも特徴。
- マルゼンスキー(水着)
- 直前のイベントで実装された激マブバブリーなチャンネーが早速アゲアゲで大活躍。覚醒スキルの「勢い任せ」ならびにその上位の「じゃじゃウマ娘」(上り坂で回復する逃げ用レア回復)、および「スリーセブン」(先述)といった自前の回復スキルの発動位置が実用的でスタミナに余裕があり、また同時に回復をトリガーにする固有スキルの発動が非常に安定していることから、非常に高い評価を受ける。固有スキルの発動条件となる順位も3位と緩いため、挙動としては1位でも直線でなくても発動する後半限定の「キラキラ☆STRADOM」といった感じで、前回トップメタだったセイウンスカイといった大半の逃げウマに相性が良く、そのまま継承したセイウンスカイ固有で逃げ切るのが強力。ステータスの伸びに関してもスピード15%賢さ15%というのがスピードカンスト前提のレース場+賢さによる位置取りが重要な逃げ脚質とマッチしており追い風。
- マルゼンスキー(通常)
- 水着マルゼンスキーが大半の逃げウマに相性が良いが、唯一相性がそこまで良くないのがまさかの通常仕様の自分自身。前回コースではほぼ死んでいた固有スキルだが、今回は固有スキル発動箇所がばっちり終盤に含まれているため十分に活かせる上、発動条件が5位以上と逃げウマとしては恐ろしく緩いため、前を水着マルゼンスキー等に塞がれていても問題なく発動する。発動タイミングこそセイウンスカイよりも遅くなるのがネックだが、自分でその固有を継承しておけば問題ない。
- なお、マルゼンスキーの固有を継承するのは今回非常に強力で、他の逃げウマはおろか先行、ひいては差しウマやゴルシまで持ってるケースまであり、ある意味でトップメタ。ただしマルゼンスキー自身が継承相性があまり良くないためマルゼンスキーを継承に絡めた育成は上ブレが狙いにくく、特に水着マルゼンスキーに至っては同キャラということから固有継承を狙う場合必然的に2代元という形にならざるを得ず、クラシック/シニアでの継承でヒントを得る形となるため難易度が高い。このように、水着マルゼンスキーが通常マルゼンスキーの固有を継承することが困難というのも水着マルゼンスキー相手に評価が高い一因。
- オグリキャップ
- 「なんでや!オグリは宝塚関係ないやろ!宝塚勝った芦毛といったらウチやろ!」「お?アタシとやんのか?」
- 阪神レース場の構造と上記のように逃げウマ環境になった結果、一躍有力バに。固有スキルの発動条件として前にいるウマがいる必要がるというのが逃げウマだらけということでほぼ確実に発動でき、さらにゴール前200mで発動というのが上り坂の速度ダウンを相殺できるということが高評価。スタミナに関しても自前で金回復スキル「食いしん坊」を覚える上、直前のイベントで実装されたSSRダイワスカーレットから貰える「レースプランナー」を併用することで、スピード+パワー育成でも金回復2でスタミナ確保という荒業が可能に。ステータスの伸びもスピード20%とパワー10%なのでスピードカンストが容易でその分サポートを他に回せるのも優秀。
- シンボリルドルフ
- 7冠の皇帝が唯一出走すらしていない宝塚記念でまさかの高評価。理由は覚醒スキル「独占力」によって相手の逃げウマを抑えられるためで、つまりデバッファーとしての高評価。そのため、確実にデバフ発動させるために追込で運用されるケースすらある。しかも固有スキルは最終直線で発動する速度スキルなので活かしやすく、逃げ環境なので先行でも発動させやすいため両刀運用はもちろんエース運用も現実的。
- ちなみにこれまでデバッファー常連だったナイスネイチャでないのは「逃げウマだらけで縦長の展開になるため、視野に影響されるネイチャのデバフスキルでは届かないことがある」という理由から。同様に「独占力」を覚えるグラスワンダーでないのは固有スキルの評価の都合だが、W独占力によるデバフ特化の場合は採用されるケースも。
- メジロライアン
- ゴールドシップ
- 史実でも宝塚記念連覇を成し遂げた文句なしのグランプリウマ娘にして、嫌というほど見てきたチャンミ常連。覚醒スキルの金回復スキル「下校後のスペシャリスト」が発動せず、視野スキルも9人立てではあまり有効ではない、そもそも逃げ環境で追込には逆風のはずだが、それでも初期配布ということもあってそれなりの数が出走。ウマく育てれば独占力を回避しつつ抜錨→アナボリック→紅焔→神威→鼓動という上記の有力バから継承した固有を次々発動しながらぶっ差してくれる。いっそ逃げ・先行が多い環境なので思いきって史実通り先行運用させるのも手。もちろん固有は6位以下でないと発動しないが、逃げ3人+先行3人という状況は大抵達成できるので、安定はしないが思ったよりは狙いやすい。
- なお、史実で2連覇した際は先行策だったものの、(結果的に)追込策となった3回目が例のアレなので、追込だと不利なのはある意味史実再現とも言える。