レース概要
チャンピオンズミーティング ピスケス杯
開催期間:2022年3月22(火) 12:00~
場所 | 距離 | バ場 |
---|---|---|
阪神 | 3200m(長距離) | 芝・不良 |
コース | 天候 | 季節 |
右・外→内 | 雨 | 春 |
有効な緑スキル
- 阪神レース場○
- 根幹距離○
- 雨の日○
- 右回り○
- 春ウマ娘○
- 道悪○
コースデータ詳報
直線 0m~約400m
約1060m~約1570m
約1920m~約2220m
コーナー 約400m~約1060m
約1570m~約1920m
約2220m~約2530m
最終コーナー 約2530m~約2840m
最終直線 約2840m~3200m
上り坂 約1300m~約1400m
約3000m~約3100m
下り坂 約950m~約1300m
約2450m~約3000m
序盤 0m~約530m
中盤 約530m~約2130m
終盤 約2130m~3200m
コース特徴
ジェミニ杯と同じく「天皇賞(春)」をモチーフとした芝3200mの長距離レースだが、レース場が京都ではなく阪神になっている。これは2022年現在、現実の京都競馬場が改修工事中であり、阪神競馬場で代替開催されるためであると思われる。
カプリコーン杯、アクエリアス杯とイレギュラーな条件での開催が続いておりようやく長距離に戻って来たかと思えば、天候やバ場も荒れているためにこれまでで最も苛烈なスタミナ争いが行われる、またしてもピーキーな条件になってしまった。
2022/2/24でゲームウマ娘が1周年を迎えてから初のチャンピオンズミーティングである。新シナリオ「Make a new track!!」のリリースでインフレが進んでいることと、1周年のバランス調整で一部スキル性能やレースシステムに仕様変更が入っているため、これまでとは少し異なる環境になった。
また、今回からの新要素として、レース後に「月刊トゥインクル号外」が閲覧できるようになった。レースで勝利したウマ娘の姿とコメントを見ることができる。
環境
3200mという長距離レース条件に加え、雨の不良バ場であることからスタミナの要求値がかなり多くなっており、具体的には並の根性ではスタミナ1200でも走り切れない程である。このシビアさを狙って「スタミナグリード」「八方にらみ」などのスタミナデバフスキルが増えることも予想されており、終盤で最高のパフォーマンスを発揮するには根性を盛ったり、回復のレアスキルを複数取得したりするなどの対策は必須条件である。
今回のバランス調整でスーパークリーク固有・ヒーラーグラスワンダー固有の回復量が強化され、これらのスキルは継承でもノーマル回復スキル3つ分の効果が得られる非常にコストパフォーマンスの良い固有スキルとして生まれ変わった。先行なら前者、差し追込なら後者という風に、脚質に応じてこれらを継承するのがおすすめ。
旧コースデータでは阪神レース場には坂判定が少なかったが、今回のアップデートで旧版には存在しなかった長い下り坂判定が新設された。このためできるだけ早く下り坂モードに移行するための賢さも重要になってくる。
最高速度を維持する終盤が非常に長いので、スピードに影響する長距離Sなどもほぼ必須条件であり、中盤速度スキルを盛った状態でどれだけ高いステータスで仕上げられるかが争点となる。
終盤加速としては、終盤が直線から始まる長距離ではおなじみ、追込専用「迫る影/直線一気」が最速発動するため非常に有効。追込には必ず積んでおきたい。他に全脚質使える終盤加速スキルとして、「ノンストップガール/垂れウマ回避」が急浮上した。バランス調整の条件緩和で、前でなくとも横にウマ娘がいれば発動するようになったためである。
一方、今回の新進気鋭ウマ娘・キタサンブラックの固有スキル「勝ち鬨ワッショイ!」が、長距離では1~2位で終盤最速発動するため逃げで非常に有効。速度加速複合スキルなので継承させると効果が著しく落ちてしまうが、他に選択肢のない逃げウマ娘にとってはそれでもなお喉から手が出るほど欲しいスキルである。
終盤が始まってからコーナーが遠いため、ウンス・ライアンなどの終盤コーナー加速組はまともに機能しない。終盤区間が長いため他脚質のランダム発動スキルの期待値もかなり低い。逆に言えば、誰でもまともに使える終盤加速は上に挙げたものくらいしかなく、直線一気の使えない追込以外の活躍はかなり厳しくなっている。
逃げウマ娘にとっては、バランス調整で5秒のクールタイム削除という形で大幅強化された「先手必勝」も必ず欲しい。余裕があるならそれをトリガーにして地固めも発動させたいところ。
後方脚質で使える最終コーナー・直線速度の継承固有としては、今までメジャーだったシンボリルドルフ固有のほか、新衣装トウカイテイオーやナリタブライアンの固有がバランス調整によって新たに選択肢に加わっっている。
また、レースシステムの仕様変更によって、コーナー発動の速度スキル・加速スキルがランダムなコーナーでの発動に変更になった。直線区間の多い今回のコースでは、これまでと異なり「ハヤテ一文字」のような直線発動のスキルの方が期待値が高い場合がある。
以下が今回の有力ウマ娘だが、タマモクロスとキタサンブラックは共に、正月とアニバーサリーの無料10連の期間内にピックアップされたウマ娘であり、それなりに所有者も多いことが予想される。運悪くどちらも未所持のトレーナーは、今大会は辛い戦いを強いられた。
逆にオープンリーグでは、固有スキルで回復するクリーク・ヒーラーグラスやマチカネタンホイザの採用が多かった。
活躍が予想される有力なウマ娘
- キタサンブラック
- 直前実装だが、逃げはこのウマ娘一強。1~2位にいるなら長距離での終盤最速発動が確約されているぶっ壊れの速度加速複合スキルを持っている、唯一無二のウマ娘。アップデートでかなりの強化を受けた「先手必勝」を自分で揃えられるのも魅力的。ハマりさえすれば追込が追いつけないほど突き放せる可能性も高い。
- 欠点は、逃げを2人以上出さないと逃げの真価を発揮できないこと。性能が唯一であるが故に、競り合う相手に困るのが悩みどころ。中盤速度固有を持っているバレンタインミホノブルボン・水着マルゼンスキーなどを並走相手として育成しておきたい。キタサン自身の固有を継承させるのも忘れずに。
- クリスマスオグリキャップ
- 回復スキル3つで発動する速度加速複合持ち。どうにかして終盤接続させたいところだが、距離が長すぎてスリーセブン起動では間に合わず、安定発動しやすいスーパークリーク固有などの中盤回復スキルをトリガーにしなければならない点は留意しておきたい。かなりギャンブルではあるが、上振れれば無類の強さを発揮する。
- どんなコースでも走れる万能さに定評のある通常オグリは、今回に限っては本人版固有スキルの効果がゴール後まで溢れてしまうのがもったいない。
- そもそもクリオグリ固有は本来、ほとんどの中距離レースで他の追随を全く許さないほど大暴れするはずのスキルなのだが、運営も狙っているのか実装されてから4連続で中距離条件が開催されていない。その意味では強さの割に不運な固有スキルといえる。
- タマモクロス
- 「6~7位での最速発動で最も有効に終盤接続する」というぶっ壊れにも程がある固有スキルを持つ。継承版では効果時間が足りず接続できないのもタマモのユニークさを保っている。加えて直線一気や尻尾の滝登りも覚醒スキルで覚えられるので、もはや手のつけようがない程猛威を振るう可能性がある。はっきり言って今大会はこのウマ娘とキタサン・クリオグリを中心にメタが回っていると言っても過言ではない。
- 強いて欠点を挙げるならば、以下4人の追込ウマ娘と異なり覚醒Lvアップで回復のレアスキルを覚えない点。スタミナ管理にはいっそう気を付けたい。
- ナリタタイシン
- 本体とも言える「迫る影」は今回も極めて有効。効果時間の関係で終盤加速性能だけを見ればタマモ固有と大差なく、終盤突入前に速度スキルとしても機能できるタマモ固有の方が全体的な性能としては軍配が上がるが、順位条件が無く位置取りに左右されないのは扱いやすい。
- ゴールドシップ・マンハッタンカフェ・アドマイヤベガ
- その他の追込は上2人ほどの性能は持っていないが、追込は追込が多いほど勝ちやすいためにチームを追込3人で固めるトレーナーも増えている。そういった状況でこれらのウマ娘が候補に挙がることになる。本命であるかないかには関わらず、どちらにせよ直線一気は全員に取得させておこう。
- ゴルシはレース場の坂判定の新設により、自前の回復レアスキル「下校後のスペシャリスト」が発動できるようになったのが嬉しい変更点。
- カフェは追込改造が必要だが、固有スキルや「スタミナグリード」で他のウマ娘のデバフ要員としても運用できる。マイルGなのは新シナリオでは逆風。
- 直前実装のアヤベさんは固有は微妙なものの、ランダムイベントで直線一気を取得可能。
- メジロブライト
- メインストーリー更新に合わせて直前実装されたウマ娘。固有スキルは速度を上げ続けるタイプで、今回の条件ではなんと終盤接続する。覚醒スキルも使いやすい回復スキル「不屈の心」や、初の速度低下の代わりにすごく回復するスキル「泰然自若」を覚えるのも長距離レースでは長所。