ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

一目入道

いちもくにゅうどうまたはひとつめにゅうどう

佐渡島の加茂湖に棲むという湖の主。
目次 [非表示]

概要編集

佐渡島の加茂湖の主で、頭上に一つ目を持つと伝わる。

あるとき湖畔につながれたを見つけて、またがって遊び始めたところを馬主に見つかってしまい捕えられたのだという。

湖から離れた地上では無力であり、瑠璃の鉤で一貫の魚を捕えて献上するので許してほしいと馬主に許しを乞うた。ただし入道は魚を取るのに使うので、鉤だけは返すのを約束してほしいと言った。

それを聞いた馬主は面白いと思い入道を湖に帰し、それから約束の通り魚が湖畔に届けられるようになった。


しかし、あるとき馬主が約束を破って鉤を返さなかったところ、毎年正月15日に入道が襲撃をしてくるようになり、一晩中念仏を唱え難を逃れなければならなくなった。

入道の祟りがおさまった後、馬主は観音堂を建立し観音様の白毫に鉤をはめ込んで祀ったという。


異説として馬主が入道の祟りで狂死して一族が途絶えたために、村人が観音堂に鉤を祀ったという話や、本尊に鉤をはめ込んだのが先で、それを奪い返そうと正月15日に襲撃してくる入道から男衆が守るようになったという話も伝わる。


古い文献では一つ目入道(ひとつめにゅうどう)と記述されていたが、時代とともに一目入道とされるようになったという。

創作での扱い編集

一目入道【ドット絵】

CV:里内信夫(4期)/島田敏(5期)

妖怪画では、頭のてっぺんの皿に目玉がある河童として描かれた。

ゲゲゲの鬼太郎』においてもその姿で登場し、河童の親分格で頭の目玉から光線を放つなどの能力を持つ。

アニメでは、3期においては第43話「さら小僧 妖怪歌謡大賞」で、さら小僧の唄が奪われたことに怒った河童一族の一員として登場。

4期においては第42話「がんぎ小僧とねずみ男!」ではねずみ男に恩義を持つがんぎ小僧の住む河童村で暴れまわる悪い妖怪として登場し、今作では頭頂部の目は模様であり本来の目も持っている。

5期においては第42話「オベベ沼の妖怪かわうそ!」で、オべべ沼で女の子の声が奪われる事件が発生し、かつての悪行からかわうそが疑われていたが、沼の妖怪の評判が悪くなったことに恨みを持っていた一目入道が真犯人だった。


関連イラスト編集

センシティブな作品妖姫百鬼図絵「一目入道」一目入道

関連タグ編集

妖怪 河童 単眼 

関連記事

親記事

河童 かっぱ

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 2355

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました