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位相(とある魔術の禁書目録)

いそう

『とある魔術の禁書目録』に登場する、今のとある世界を作ったとも言える概念。または魔術理論。
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概要

とある魔術の禁書目録の世界に存在する、『純粋な物理法則の世界(真の科学世界?)』の上に塗り重ねられた宗教概念、または異世界のこと。

十字教・イスラム教・仏教・カバラ・日本神話・北欧神話・ケルト神話・ギリシャ神話・エジプト神話・アステカ神話・インカ神話など様々な神話や宗教で語られる、『天国』『地獄』『六道』『四界』『黄泉』『ユグドラシル』『アヴァロン』『オリンポス』『冥界』『ミクトラン』『ティティカカ』といった神や天使、悪魔などの超越存在が住まう世界の事を指す。
今じゃ転生・転移モノの創作でよく使われるようになった、夢と魔法に溢れた異世界ではない。

禁書世界における魔術の源であり、魔術以外の形でも表層世界(上条当麻達が暮らす現世)に影響を及ぼしている。

解説

この宗教概念は単なる空虚な妄想という訳ではなく、位相の異なる異世界として確かに実体を持って存在している。
こうしたものを、作中ではよく『位相』という言葉で呼ぶ。

上記の神話以外では、魔神達が潜んでいた『隠世』が該当する。
しかし上里翔流の右手に宿る理想送りが飛ばす新天地は確かに異世界ではあるものの、正確には『同一時間軸上の余剰領域』なため該当しない。
ちなみに学園都市内で発生している虚数学区・五行機関は、未だ限定的なものではあるが一つの『界』として成立する

位相は現世と次元が異なるため、人の身ではいかなる手段を用いても観測・干渉は不可能に近い……のだが、あの『人間』は『存在しない数で埋め尽くされた座標を一〇進法に変換』する方法で、魔神達『真のグレムリン』がいる『隠世』へ侵入した。
その際、世界としての体を成さなくなった『隠世』は崩壊した。

フィルター

実は禁書世界の住人が見ている世界は、この塗り重なる位相という色眼鏡を介した景色に過ぎない。
だからその色眼鏡を変化……つまり新たなフィルターを挟んだり抜いたり出来るほどの力があれば、今見ている世界はがらりと変わってしまう
厳密には世界そのものを弄っている訳ではないが、ただの人間の目から見れば世界が作り替えられているのと変わらない。

魔神と成った者は、このフィルター(位相)を操れるようになり自由に世界改変を行える。
思いのままに、英雄の見方を変えた世界にも、誰かが自分になった世界にも、たった一人以外のみんなが幸福な世界にも作り替える事が可能。
……実のところ、事象の改変の細かい部分まで完璧に把握してはいなく、自分が計算した核を元に自然と事象が広がっていく感覚(オティヌス曰く「中心から広がる雪の結晶を眺めているよう」)らしい。

この重なったフィルターを全て破壊した場合、何も存在しない『黒一色の世界』となる……が、実はまだ一つ『隠世』が残っているので、それも破壊した先の白い光に染まったような場所こそが果ての世界となる。

異能の力

魔術の源でもあるため、禁書世界の魔術師はこれら異世界の法則を強引に現世へ適用させる事によって超自然現象を引き起こしている。

学園都市の能力者も、『自分だけの現実』と呼ばれる『認識のずれ』によってミクロな世界を歪め、マクロな世界に超自然現象を引き起こす。

二つの力は厳密には違う異能だが、両者共に『位相の干渉』を行っている点は一致している

火花


黄金に所属していた魔術師曰く、「わしらの魔術は一の出費で一〇の成果を得る。……しかしわしらの想定している範囲の外でしわ寄せが起きているかもしれない」

基本的に魔術は等価交換の原則を騙し、一の出費で一〇の成果を得るのだが、同時に幾重にも重なった位相同士の接触・軋轢を誘発してしまう。こうした軋轢から生じた『火花』こそが、運命と呼ばれるものの正体である。
出会いや別れ、コイントスの裏表、そして人の生死までもが、この『火花』の影響を受けている。

ようは魔術を使うたびに、どこかの誰かが運命に振り回されてしまう。

これは位相を直接操るほどの力を持った魔神だけじゃなく、普通の魔術師も位相に干渉しているため『火花』を起こしてしまう。
さらに現代の魔術師達はこの事に関する知識は持っておらず、魔道書図書館である禁書目録さえも知らない様子だった。

『火花』を回避する方法は、現段階で明かされている中で一つだけ。
上条当麻の右手に宿る幻想殺し
かつてブライスロードの秘宝とも呼ばれ、世界最大の魔術結社『黄金』が運命から逃れるためにも使用していたチカラ。

無印1巻でインデックスが言ってた通り、幻想殺しは幸運や不幸といった運命さえも打ち消す。
しかし、それだと上条当麻の不幸体質は一体……?

備考

勘違いされやすいが位相同士の衝突が生む火花はあくまで運命全般であり、不幸だけではなく幸運も生み出す場合もある。

余談

新約9巻でようやく掘り下げられた設定だが、実は無印1巻で『別世界』という呼び方でインデックスの口から語られている。
その後無印4巻の御使堕しにて土御門元春が上条に天使の存在を説明する時にも、波長という言い方で示唆された。
飛んで無印22巻、第三次世界大戦終盤でフィアンマが上条当麻の右手を取り込んだ事で現れた『黄金の空』の時は、位相という言葉が用いられていた。

ちなみにアニメでは残念ながらカットされているので、アニメ視聴のみの方は全く知らない……と思われる。
1期制作時はまだ無印終盤をやってた時期で、後の新約であんなに重要な設定になるとは(かまちーを除いて)誰も思わなかったので無理もない。
3期のロシア編でも、突然位相とか異世界の話をしても混乱を招くためか、それとも単純に尺の問題なのか、当然カットされた。

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