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保富康午

ほとみこうご

保富康午(1930~1984)は、日本の作詞家である。(※画像は氏が作詞した「われらガッチャマン」(科学忍者隊ガッチャマンⅡOP)の一説より)
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人物・経歴編集

1930年3月2日生まれ。

和歌山県西牟婁郡すさみ町出身だが幼少期は千里山に在住した。のちに同志社大学卒業後、詩人である村野四郎に弟子入りしていたが、知人からミュージカルの台本依頼をされたことを機にテレビの仕事に携わるようになる。


構成作家として『サンデーサン』、フジテレビミュージックフェア』などの歌番組を始め、演歌歌手達のショーの舞台も数多く担当した。また子供のための歌も多く執筆、外国の童謡の訳詞も手がけ、その代表例のひとつが『大きな古時計』の訳詞である。


その後、『ドカベン』『UFOロボグレンダイザー』『宇宙海賊キャプテンハーロック』などのアニメの主題歌の作詞を数多く担当した。また『アローエンブレムグランプリの鷹』に至っては主題歌の作詞だけでなく原作・監修も務めたが、これは保富がモータースポーツへの造詣が深かったためである。


1984年9月19日、54歳の若さで死去。


おふくろさん騒動編集

生前保富は森進一のコンサートを全て仕切っていた時期があった際、森の代表曲『おふくろさん』に補詞を付けることを提案していた。それはイントロ前に入る「いつも心配かけてばかり いけない息子の僕でした 今はできないことだけど 叱ってほしいよ もう一度…」という短い一文だった。以降も森はテレビでもそのバージョンを歌唱していたが、2006年の紅白歌合戦で同曲を歌唱した際に、この一文について、同曲の作詞を担当した川内康範の怒りを買ってしまう。

その後、森と川内は絶縁状態となり、「おふくろさん」も封印状態となるが、2008年に川内が他界した後、川内の遺族の了承のもと、同曲の封印が解かれることとなった。


主題歌の作詞を担当したアニメ編集


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