加納駅(名鉄名古屋本線・岐阜県)
岐阜県岐阜市に所在し、各駅停車のみが停車する。
1914年6月に美濃電気軌道笠松線(現・名古屋本線)の安良田町駅として開業。
当時は現在の名鉄岐阜駅寄りに始発駅の広江駅(1968年廃止)、さらに同年12月開業の新岐阜駅 - 広江駅間に加納駅(初代、1942年4月1日以前に廃止)もあった。
1944年に営業を休止、1958年に加納駅として営業再開。
駅構造
島式ホーム1面2線を持つ地上駅でホーム長は6両分あり、駅舎とホームは茶所方にある構内踏切で連絡している。
2005年12月14日から無人駅化され、駅舎もその際に集中管理システム対応の名鉄無人駅共通駅舎に建て替えられた。ちなみに隣の茶所駅との距離はわずか0.4kmしかなく名鉄では最短である。
高架化統合計画
名古屋本線の小規模駅では珍しい島式ホームの形態ではあるが、この辺りのS字状の線形の改良、及び当駅横の岐阜東通りを含む踏切除去を目的とした名鉄の高架化事業が立ち上がっており、完成の暁には隣の茶所駅と統合され、現状の加納駅としては廃止される運命にある。
但し周辺の宅地化が進行してしまっている為に移転交渉に対して難航が予想されており、事業がある程度進行するまでは現状のまま存続するものと思われる。
尚、この高架化により当駅~名鉄岐阜駅まで複線化する計画もある。
隣の駅
加納駅(JR九州日豊本線・宮崎県)
駅構造
単式ホーム1面1線の地上駅で無人駅。駅舎内に近距離用の自動券売機(交通系ICカード非対応)と、交通系ICカード用簡易改札機が設置されている。開業時は駅員が配置されていた。開業時は6両編成の列車が有ったためホームは6両分ある。
宮崎市の近郊(宮崎駅から2駅隣である)ということもあり朝夕は約30分毎、その他の時間帯は1時間に1本程度の運行がなされている。
発着する普通列車はその殆どが電車であるが、朝夕平日のみ運転の列車や、吉都線直通も含め気動車で運転される列車が数本ある。電車、気動車含め朝夕の1往復を除き2両編成の車内徴収式のワンマン列車であり当駅は無人駅のため2両目の車両のドアは開かない。
隣の駅
その他の加納駅
- 同じ名古屋鉄道の各務原線には新加納駅(岐阜県各務原市)がある。
- 1887年に開業した官設鉄道(現・東海道本線)の駅に加納駅が存在したが、翌年に岐阜駅に改称。当時は別の場所に駅が存在し、2度めの移転の際に現在の地に移転(1913年)。
関連タグ
(新)加納駅(岐阜県)
加納駅(宮崎県)