概要
1980年代より主に小学館の漫画雑誌で活動している日本の漫画家。
「週刊少年サンデー」(小学館)でデビューしたが、1990年代より青年誌での執筆に移行した。男のなさけなさを描くことに長けている。
来歴
1961年6月14日、明石市(兵庫県)で誕生。調理師かアニメーターになりたいと考えていた。
1979年、夏休みに「週刊少年サンデー」の新人コミック大賞に応募したところ、編集部の目に留まり担当がついた。
1980年、兵庫県立明石高等学校を卒業し、上京してはしもとてつおのアシスタントとなるが、2ヶ月後に「週刊少年サンデー」掲載の「春よ恋」でデビュー。
1981年、「週刊少年サンデー」で『さよなら三角』を連載。デビュー当初は歳上のアシスタントたちのいじめに遭っていた。
1983年、『さよなら三角』がテレビドラマ化(フジテレビ)。
1984年、「週刊少年サンデー」で『ジャストミート』を連載。
1987年、「少年ビッグコミック」(小学館)で『冬物語』を連載。
1988年、『ジャストミート』、『冬物語』で小学館漫画賞を受賞。
1990年、「ヤングサンデー」(小学館)で『部屋においでよ』を連載。
1991年、「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で『やったろうじゃん!!』を連載。
1994年、「ヤングサンデー」で『いつでも夢を』を連載。
2001年、「ヤングサンデー」で『レガッタ~君といた永遠~』を連載。
2005年、「週刊ヤングサンデー」で『電車男』(原作:中野独人)を連載。
2021年、「ビッグコミック」(小学館)で『ダンプ・ザ・ヒール』(協力:ダンプ松本、平塚雅人)を連載。
主な作品
wikipedia「原秀則」を参照。
余談
- 漫画『アオイホノオ』(島本和彦)の中で『さよなら三角』について「マイナスポイントはないけど、内容もないんだよ!!!」などとネタにされているが、『ゲッサン』(小学館)2017年2月号に『アオイホノオ被害者の会~島本和彦への暴言~』が掲載され、原秀則もコメントを寄せている。
- 島本和彦は『ユリイカ』(青土社)のインタビューで「絵のうまくない新人たちがじゃかじゃかラブコメを描いてましたけど、『さよなら三角』だけはやっぱりどこか違っていた。」と語っている。