概要
FCで発売された初代『女神転生』から登場する、一貫して種族“夜魔”の古参悪魔で、当初は仲魔にできないEVIL属性であった。
『女神転生』では、エルフ耳でぺたん座りの“妖精”エルフや“幻魔”アルラウネの色違いの緑髪で服を着た姿で登場。
続編『デジタル・デビル・ストーリー女神転生Ⅱ』では、“魔王”アスタロートが支配する迷いの森に出現した。
今作ではキャラクターデザインが電脳悪魔絵師金子一魔氏となり、荒いドット絵ではあるが、なんと全裸(髪の毛で局部は隠しているが乳首描写有り)という攻めた姿で登場した。
そのため、ニヤリと笑ってレベルを下げるエナジードレイン持ちという特性も含めて、大きく印象に残る悪魔であった。
さらに攻略本の解説の時点で、吸精されて死ぬことがある意味羨ましいと記述されており、それを読んだ小学生をドキドキさせていた。
『真・女神転生』においてはリリムと共通グラフィック(公式画はリリムしか描かれていなかった)で、コウモリの羽根を背中から生やした、赤いレオタード姿の黒髪女性として登場。
今作でも主人公のレベルを下げてしまうあくまのキス♀を持つ嫌な敵であったが、仲魔にできるようになった。
『真・女神転生if...』では金髪女性の姿で登場。
ほとんどの悪魔が固有グラフィックとなった『真・女神転生デビルサマナー』以降は、ポーズがしゃがみ姿になり、足にはインキュバスのボルトと対応するナットを付けている、金子氏の好み?であるスレンダーな女性となった。
PCで発売された『偽典・女神転生』では相崎勝美氏によるディテールアップした姿で登場し、『真・女神転生TRPG』のルールブックのメインビジュアルとなった。
※pixivに本人により投稿されているが無断転載禁止
『真・女神転生3』以降は3DCG化され、『真・女神転生IMAGINE』や『D×2真・女神転生リベレーション』でその姿で登場する。
ペルソナシリーズ
『女神異聞録ペルソナ』では、カジノで手に入る封神具「黒いガーターベルト」で生成可能なMOONのペルソナとしても登場しているが、赤髪を立て口元をマスクで隠している姿である。
なお降魔していると、敵悪魔として出現するリリムやサキュバスとの間で世間話のトークが発生し、最近ドイツ人の心理学者を屈服させようと狙っていることがわかってしまう。
『ペルソナ2』でもやはり同族との間でトーク状態になるが、態度は高飛車である。
『ペルソナ5』では色欲の罪を持つ者のパレスに登場する敵シャドウ「黄昏の女娼」としても登場し、交渉に成功するとアルカナ月のペルソナとして召喚できるようになる。
スピンオフ『ペルソナ5 ダンシング・スターナイト』では、高巻杏のDLC衣装にこの悪魔のものがある。