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夢空間

ゆめくうかん

JR東日本が製造した寝台客車
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概要

次世代の寝台列車の方向性を探るためにJR東日本が平成元年に3両製造した。
前年に来日した「オリエント急行」の強い影響を受けており、塗装パターンなどにそれが見られる。
同年開催の横浜博覧会の自社展示ブースで「車両の形をした建築物」として展示された。この時オロネ25・オハフ25は展示場、オシ25は飲食店として建築確認申請し、車両用の火災報知器では消防法には適合しないことから、一部改造を行なっている。

横浜博覧会終了後は海浜幕張駅などでの展示を経て実際の車両として北斗星や団体臨時列車で活躍した。
この夢空間での設計手法は現在も運行されているカシオペア用のE26系に受け継がれている。

各車解説

共通する特徴として、各車両の内装は大手百貨店3社が担当していたことが挙げられる。
また、「北斗星」系統の臨時列車として用いることを前提としているため、耐寒耐雪構造となっており、ドアは引戸となっている。

オロネ25 901「デラックススリーパー」

A寝台で、内装は高島屋が担当。2人用個室「エクセレントスイート」を1室、「スーペリアツイン」を2室備え、定員わずか6名、さらに各室にバスタブ(ユニットバス)が設けられるという当時最高級の設備を持っていた。(「ななつ星in九州」でもシャワールーム止まり。ただし、2017年以降JR西日本・東日本でそれぞれ導入予定のクルージングトレイン用新型車両にはバスタブ付個室も設けられる予定。)

オハフ25 901「ラウンジカー」

共用スペースとなるロビーカー。内装は松屋が担当。
「オリエント急行」の影響を最も受けた車両で、ソファーとバーカウンターを設け、自動演奏装置付きピアノも置かれた。下記のオシ25とは実質ユニットを組んでおり、そちら側の貫通扉は専用の幅広型になっている。
「フ」という記号があることから乗務員室がある車両(緩急車)であるが、編成端に出ることは全くない車両である。

オシ25 901「ダイニングカー」

当時、いや現在でも前代未聞といえる展望室タイプの食堂車である。(「ななつ星」の展望ラウンジカーは時間帯によって食堂車としても使われるが、純粋な食堂車としては当形式が唯一)内装は東急百貨店が担当。4人で利用できる個室もある。また、上野駅尾久車両センターの推進回送時に使用する機器も備えており、客車ながらヘッドライトを備えているのも特徴。

運用

夢空間単独では運行できず必ず24系14系と連結して運行する。このため、台車、ブレーキシステム、サービス電源などの仕様が24系に揃えられており、形式も24系に含められている。そのためこの夢空間は民営化後に製造された唯一の24系客車である。
上記のとおり、北斗星に連結して「夢空間北斗星」として運行されたほか、スーパーエクスプレスレインボーとも併結して臨時列車に使われたこともある。
老朽化などを理由に2008年に運行を終了し、ラウンジカーとダイニングカーの2両は埼玉県三郷市のららぽーと新三郷で展示、デラックススリーパーは東京都江東区木場の飲食店で使われている。

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