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富士に誓う

ふじにちかう

1943(昭和18)年製作の少年戦車兵を題材とした宣伝映画、及び同名の主題歌(戦時歌謡)。 旧仮名遣いでの正題は「富士に誓ふ」。
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映画「富士に誓う〜陸軍少年戦車兵訓練の記録」編集

製作は日本映画社。陸軍機甲本部監修。

富士山の麓、現在の御殿場にあった陸軍少年戦車兵学校に入校した少年戦車兵が厳しい訓練を経て一人前の戦車兵となるまでを描くドキュメンタリー映画である。

ドキュメンタリーであるので、作中に登場する九七式中戦車等の各種車両や教官、そして主人公である少年戦車達も勿論本物。

はじめはごく普通の市井の少年であった彼らが戦闘訓練や精神教育等で軍人としての覚悟や基礎を叩き込まれ、戦車の構造を学ぶ座学、操縦や射撃等の実地訓練を経て成長していくまでのプロセスが描かれている。

この少年戦車兵学校の跡地には現在は若獅子神社が建立され、サイパンより「帰還」した九七式中戦車が弾痕も生々しく安置されている。


主題歌編集

曲名は映画と同じく「富士に誓う」。

映画と同年にレコードが発売されたが、同名異曲が翌年にも発売されている。


A面富士に誓ふ
作詞大木惇夫
作曲仁木他喜雄
歌唱伊藤久男、日蓄合唱団
B面少年戦車兵の歌
作詞大木惇夫
作曲仁木他喜雄
歌唱酒井弘、日蓄合唱団
発売ニッチクレコード(日本コロムビア

富士に誓う(1944年発売)
作詞時雨音羽
作曲飯田三郎
歌唱立花ひろし、横山侑子
発売富士音盤(キングレコード

ちなみに…編集

塚原重義監督が主宰する「弥栄堂」の2002年から2004年に制作された作品のタイトルバックアニメーションも「富士に誓う」である。

夕焼けを背景に九七式中戦車らしき戦車のシルエットが描かれているもので、同時期のバナーにもほぼ同じ構図のイラストが使用されていた。

塚原監督は戦前から昭和40年代の邦画、特にプログラムピクチャー的な作品を好んでいると公言しており、意識した可能性も考えられる。


関連タグ編集

ドキュメンタリー 戦争映画 プロパガンダ 宣伝映画

軍歌 戦時歌謡

九七式中戦車 戦車 戦車兵 大日本帝国陸軍

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