「こいつがお前を喰っちゃうぜ?」
プロフィール
概要
遠月学園の3年生(第90期生)で、「遠月十傑評議会」の第二席。
猫のように自由奔放でとらえどころのない性格。かなりの寒がりでもあり、寒い場所だと久我曰く「爬虫類のように動かなくなる」。
創真と久我照紀は「りんどー先輩」と呼んでいる(自称でもある)。
学園祭「月響祭」では叡山枝津也と共に他の十傑と違い店舗は出しておらず、5日間で120店舗すべてを食べ歩いていた。
あとあと判明するが、その中には虫を使ったモザイクがかかるような料理もあった。
しかしその裏で「ドキドキする」という理由で薙切薊のクーデターに加担した。
薊政権になってからも奔放に行動しており、創真と叡山の食戟を司に仕事を押し付けて観戦したり、反逆者を退学させる目的で行われた反逆者VS十傑の食戟では自身は戦わず恵とタクミの料理を食べてその腕を認めただけで次に進めている。
また、第一席の司瑛士とは中等部からの仲であり、彼の第一席になるという夢に共感し自分も二席になると宣言、実際に二席の座についている。
原作者の附田祐斗氏曰く、名前にもなっている竜胆とは花言葉にちなんでおり、その意味には司瑛士との関係性が隠されているとのこと。
女木島冬輔とも互いの性格をよく知る仲であり、女木島が竜胆の性格と繰り出すであろう料理を見抜いていた際には嬉しそうにしていた。
連帯食戟4回戦第3カードで竜胆と対決することになったタクミ。試合前女木島から「連帯食戟において一番葛藤してのは竜胆である」と告げられていた。そんな折、薊が会場に入り、審査員の交代を宣言し薊自らが審査員となり薊の思想に賛同するWGOの一等執行官を両脇に配置したのである。十傑有利になったはずなのだが、竜胆は水を差したとして苛立ちを見せる。
料理
彼女はワニといった「希少食材」を取り扱う料理人で、「財と権力を駆使する美食家」「未知なる食材を調査する調査者(フィールドワーカー)」「あらゆる素材を斬り喰らう蛮族(バーバリアン)」の三つの顔を持つ(トリコかと突っ込んではいけない)。
その技術も凄まじく、圧倒的な速度で切る場所によって適切にナイフを持ち変えて鰐を捌いている。
その美食精神から、先ほどの月響祭で「昆虫料理研究会」なるものに毎年通っては美味しそうに頬張ったりもしている。
作中で料理を披露したのは連隊食戟からで、2nd BOUTで女木島と「唐辛子」をテーマにした料理で対決。
小林はワニ肉と大量の唐辛子を使用した辣子鶏風カイマンで女木島のアフリカンラーメンに対抗。
その後4th BOUTでタクミ・アルディーニと「ヤリイカ」をテーマにした料理で対決。ピラルクーの肉を使用したペルーの定番料理『カウサ』を披露。
最終のFINAL BOUTでは司とタッグを組み、コース料理の前菜を担当する。
椎茸をメイン食材として使用し、蟻が分泌する『蟻酸』を抽出し混ぜ込んだ料理『きのこのミルフィーユ~デュクセルを挟んで〜』を披露。
余談
原作者の附田祐斗氏が自身のTwitterで、「特に小林竜胆は、今後かなり重要な人物になります」と公言している。それを反映してか
・131話において現高3十傑として初めて本誌カラーお披露目
・138話でCカラー扉絵で登場
・16巻カバー裏に(並びに同巻描き下ろしにも多数)登場
等々、現十傑の中ではかなりの高待遇をうけている。
それもあってか人気投票では料理を腕前を見せる前から6位に輝いた。
が、重要キャラクターとして活躍する前に作品は終了してしまった(どれほど重要にしたかったのかは原作者のみぞ知る)。