説明
西武秩父駅も参照
埼玉県秩父市の中心市街地にある、秩父鉄道秩父本線の駅。1917年9月27日、前身の上武鉄道(初代)が開業した際、同社の駅として開業した。
西武池袋・秩父線系統の終点である西武秩父駅の北東側に併設される形で設けられている。
駅名は近隣に秩父神社の例大祭「秩父夜祭」で使用される御旅所があり、この御旅所が、古くから「御花畑」の美称で呼ばれていることに由来する。
また、徒歩20分の位置にはシバザクラで有名な羊山公園があり、これにちなみ2009年4月1日からは副駅名「芝桜駅」が設定された。羊山丘陵は当駅から見て「く」の字型になっており、秩父の市街地はここと荒川に向けて広がる。
秩父夜祭は毎年12月1~6日に行われ、三峰口方踏切の架線は、その秩父夜祭の3日に行われる大祭で使われる山車を通せる様に、一時的に撤去可能な構造になっている。同日夜にここを山車が通過する時間帯にはこの架線を時限撤去するため当駅は閉鎖され、羽生駅~秩父駅、影森駅~三峰口駅の2区間で折り返し運転が行われる。
駅構造
国の登録有形文化財に指定されている。
相対式ホーム2面2線の地上駅だが、1988年度までは1面1線だった。通常は1番線を常用し、2番線は1989年度から運行が開始された西武池袋・秩父線に乗り入れる便のみが使用される「臨時ホーム」。