概要
ウチナー(沖縄)に伝わる9つのマブイストーンを狙う、悪のマジムン(魔物)の軍団である。
ハゴー山を本拠地にしており、マブイストーンが司るマブイ(魂)を奪って、ウチナーに住む人間を弱体化させて追い出すために活動する。
自然を破壊する人間が嫌いなだけで、基本的にウチナーは愛しているのでマブヤーたちは懲らしめるだけにとどめている。いつから存在していたかは不明だが、少なくとも沖縄戦の時代には既に存在しており、人間を嫌う理由の一つにもなっている。
モチーフは沖縄県に生息する害獣だが、キングウルフやジンベエダーのようにその法則に当てはまらないものも多い。
情報源はテレビだが、映るニュース番組はマジムン仕様であり、ニュースキャスターもマジムンとなっている。
「THE MOVIE」では7つのマブイスターを奪おうとし、「外伝」ではマブイバナを失わせマジムンバナを人間の心に生やそうとしていた。
マジムン一覧
首領
初代首領。「シャーシャッシャッシャ」という笑い声が特徴の饒舌なハブのマジムン。名前は「ハブの悪魔」とウチナーグチの「ハブです」のダブルミーニング。
マブヤーに負けた責任を取り首領から退き、「ミーチ」以降はシリアスなキャラになり顔がマスクになった。
- ハブクラーゲン(演:与那嶺圭一)
「ターチ」から登場した2代目首領(1972時点での首領でもある)。ハブクラゲのマジムン。潜水服に似たヨーバーフォームのときはおちゃらけているが、恐ろしげな顔を晒したチューバ―フォームになると残忍になり触手から毒を注入してくる。悪のマジムンなのに以外と常識的な所がある。
弱点はお酢。(クラゲの毒への治療法に使われたり、クラゲの料理法として酢の物が存在する為と思われる)
- マジムンデービル(声:KEN)
空手のマブイストーンに封印されていたマジムンで「イチチ」に登場した。
副首領
- オニヒトデービル(演:大金城新雷/平安信行/翁長武義/打越陽二朗)
戦闘力がとても高いオニヒトデの武闘派マジムン。幼いときにハブデービルに拾われた。
自然を破壊する人間を憎むが無邪気な面もある。口数は少ないが、言葉を話すことが出来、食事の後には「くわっちーさびたん」が言えたり、自分を差別せずに友達として接してくれたモモを守ろうとする根は良いヤツ。
女幹部
- マングーチュ(演:上門みき/比嘉彩乃/椎名ユリア)
元は外来種のため寂しがり屋のところもあるマングースのマジムン。遅刻魔でありイケメン好きでマブヤーに惚れている。好物はチャンプルー。
- ヒメハブデービル(演:浦崎明香理/豊岡梨花/大屋あゆみ)
「ターチ」から登場したピンク色をしたヒメハブのマジムン。冷酷で自分勝手な性格なのでハブクラーゲンの言うことをあまり聞かない。しかしながら、調子に乗りやすいハブクラーゲンをたしなめるまともな所もある。
「ARISE」ではハブデービル、アカマタデービルとの三人組で行動する。「1972レジェンド」ではヤンバルクイナがモチーフであるクイナを美味しそうと付けねらって居るなどモチーフと同様肉食性である模様。ただし、カエルはなぜか苦手。
怪人
- ジンベエダー(声:真栄田賢)
「THE MOVIE 七つのマブイ」に登場。ジンベエザメのマジムンで、人間も争いも嫌いなのでめったに姿を見せなかったがちんすこうで買収されて姿を現す。頭の口で北斗七星として輝く七つのマブイスターを吸う力を持つが…
歴代のマジムンの中でも珍しい人間に全く無害な動物がモチーフとなったマジムンである。
- キングウルフ(演:吉田智人 声:渡嘉敷三男)
「1972レジェンド」に登場した、アメリカからウチナーへやって来たオオカミの怪人。
- ヤシガニヤシガー(演:普久原男 声:下地勇)
「ミーチ」に登場した青いヤシガニのマジムン。名古屋にそっくりさんがいたのは内緒だ!
- ミノカサーゴ(演:石原萌)
「ユーチ」に登場したミノカサゴの女マジムン。
- ハブデービルヒカル(演:ジェームス♡光)
「イチチ」に登場したハブデービルの亜種で空手のマブイストーンを奪う。
- アカマタデービル(演:クリス)
「ARISE」に登場。モチーフはアカマタという蛇(またはそれが化けたという妖怪)。
戦闘員
- クーバー1号・2号(1号:照屋哉/仲宗根豪/町田達彦/上地竜司/堀川恭平/玉那覇仁/吉田智人・2号:金城博之/浦中孝治/比嘉健雄/仲宗根彩靖/打越陽二朗/翁長武義)
クーバーとはウチナーグチで蜘蛛のこと。普通に話すこともできるが「ハゴー(汚い)」「しにハゴー(とても汚い)」としゃべることが多い。ゲストとして3号が登場したこともあった。
- ラブリーラビー1号・2号(1号:屋良みゆき・2号:クリーク・ユリア)
「1972レジェンド」に登場したキングウルフの部下で、ウサギの女戦闘員。
外伝
- マジムンキング(演:田原雅之)
下半身が岩に封印されているマジムンの真の支配者。
- フリムンぺーちん(演:メロディー)
マジムンキングの髪の毛から生まれた美しい刺客。人を惑わし心にマジムンバナを植えつける。