意味・概要
二つの間に矛盾がなく整っていること。無矛盾。
用例
- ――がない。
- ――を図る。
(出典:広辞苑第六版)
もっといえば、
「今日は晴れです。それが人生なのです。でも僕は夏の大地に逃避するでしょう。」
みたいな支離滅裂な思考・発言というミームがかつて流行ったことを思い出すといい。
俗に言う『整合性が無い』とはこういうことを言う。
ここまで酷くなくても、類似の言動をする人物には日常生活をおくる上では少なからず遭遇することになるだろう。
原因には諸説あるが、ほとんどの場合で何らかの形で当事者が世間から孤立してしまっていることが指摘されることが多い。その結果、俺ルールとか内輪ネタを拗らせてしまいひとりよがりやご都合主義の価値観になっていることを自覚できていない、なんてことも。
自信満々に持論とか自身の世界観を述べる前に、それが世間の常識から乖離していないか確かめたほうがようだろう。例え『内輪』では賞賛されるような内容でも、そのコミュニティ以外の周囲からはドン引きものということもあり得るのだから。
例:月収10万円でも酒が飲めるなら生きていける。 酒のためなら死んでもいい。
認知バイアス等も参照されたし。
創作用語
小説やマンガ、映像作品等々においては、ストーリーが破綻していないかどうかというニュアンスで用いられる。
有り体にいうと、大部分の長寿アニメ・長寿マンガ・長寿番組などでは設定の煩雑化や関係者の問題といった大人の事情のせいで死に設定やら伏線回収が放棄されていることが珍しいことではない。
これは半ば致し方のない現象ではあるが、意味不明な状況を放置し続けると炎上や打ち切りなどの遠因となりかねないため注意が必要となる。
その一方で整合性を気にせずにノリと勢いに任せて突き抜けた結果ネタ的な意味でファンの人気を集めている作品もあったりする。
より詳しくはゼンカイ脳やドンブラ中毒、あるいは猿展開やゆで理論なんかを参照されたし。
逆に整合性を気にするあまり、小さくまとまってしまうこともある。
匙加減に気をつけよう。