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概要編集

CV:藤原啓治


木原一族の一人。原作において最初に登場した木原一族の人間。

学園都市科学者でもあるとともに、都市の暗部組織「猟犬部隊(ハウンドドッグ)」のリーダー。過去に一方通行の能力を開発した(発現させた)人物。


人殺しが趣味の人間すらいる猟犬部隊のリーダーとして相応しい人格と言動の卑劣漢。前方のヴェント曰く、『雑草を引き抜く様な感覚』で人殺しをする為に、その行動には『敵意』や『悪意』といった感情がなく『殺意』しかないため、天罰術式も効かない等、常軌を逸している事が窺える。また自らの考えに部下が口を出すことも基本的に許さず、作中ではそれを行った部下の一人に対して、


「てめえらはクズの集まりだ。人権なんてもんはねえ。クズの補充なんざいくらでも効く。大事な大事な作戦を邪魔するようならぶっ殺しても構わねえんだよ。わかるかな?お前、今一度死んだぞ。確認するぞ、わかってんのか?」

と警告をしており、数多及び猟犬部隊がどれだけ異常な集団なのかを如実に表している。


その一方で優秀な科学者でもあり、状況判断に優れ頭の回転も早く、学園都市のスパコン並の演算能力を有している一方通行の思考を先読みして、攻撃を封殺したり痛烈な反撃を加えたりしている(コレは彼が『一方通行』個人やその能力を知り尽くしている事も一因であるが)。またオカルトを否定しておらず、ヴェントによって昏倒させられた部下の様子から、彼女がオカルトを行使したと推察したりする等視野も広い。ヒューズ=カザキリ出現の際には「科学者の癖に科学を否定するたぁ、なんたる科学者だよ!」と自嘲気味に呟いている。


打ち止めの回収の指令を受けた際に一方通行と戦闘。

殴る動作を一方通行に触れる寸前で逆に返し、ベクトルを逆転させることにより引き付けさせて攻撃を行う…というどんな褒め言葉を使っていいかも分からないぐらいのスゴ技(ファンいわく「木原神拳」)を披露し、一方通行を追い詰め一度は打ち止めを回収するも、一方通行が余力を振り絞って打ち止めを遠くへ飛ばしてしまい、更に一方通行に止めを刺す寸前にインデックスが現れ、彼女を口封じに殺すことを画策するも、気を取られた隙にインデックス共々彼に逃げられてしまう。


その後、上条当麻とはぐれていた打ち止めを再び確保するが、彼女を取り返しに来た一方通行と再戦。部下の全滅も気にかけず再度圧倒するが、電極の停止により一方通行の能力が使えなくなったことで戦いが単なる殴り合いと化すと、木原神拳の優位を失い逆に追い詰められてしまう。手榴弾を使うなどで応戦するも、インデックスの助力もあって最期は一方通行に発現した『黒い翼』により、彼を化け物と罵りながらも音速を超える速さで飛ばされた結果流れ星にされて完全に死亡した。旧約にて主人公格と敵対したキャラでは明確に死の描写が描かれた最初のネームドキャラである。


その後直接の登場はないが、作中に登場する木原一族や暗部の面々から彼のことが語られることもある。


アニメ版においても僅か4話のみの登場だが、藤原啓治氏の熱演も相俟って2期屈指のネタキャラとして人気を博している。尺の関係から脱走兵の殺害などは描かれなかった。なお2期放送前に発売したPSP版ゲームにもNPCだが登場しており、麦野沈利と共にゲーム版で初めて声が付いたキャラ。


スマホゲーム「幻想収束(イマジナリーフェスト)」においてもバトルキャラとして実装。藤原啓治氏没後の実装だが、生前に収録が行われていたようでCVは藤原氏が続投となっている。だが、既に体調が悪化していた晩年の収録だったためか、アニメ2期当時に比べ演技がやや異なる。現状は事実上のライブラリ出演である。


シリーズが続くにつれ「フィクションで時折見かける成長性、実力などの厄介さから割と序盤で死んでくれてよかったと評価されるタイプの悪役」と評価されている。




関連タグ編集


各巻のボス

ビアージオ=ブゾーニ前方のヴェント/木原数多浜面仕上

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