概要
てんとう虫コミックス第23巻、藤子・F・不二雄大全集第19巻収録。
時間と場所と人をセットすると、その時にその人がやっていたこをもう一度その場で本人が再現してくれる。
アニメ版は大山版と水田版でそれぞれ2回づつ放送さていて、前者は1981年9月9日と2005年1月7日。後者はと2008年5月30日と2019年6月28日。
カラーリングは年代順にオレンジ色、水色、表面と裏面が緑で側面が赤(2008年、2019年の両方)となっている。
アニメにおける原作との主な相違点
1981年
- のび太は先生に褒められた嬉しさのあまり、明日の予習までやろうとしている。また、褒められた時間は午後4時ちょっと過ぎになっている。
- しずかのママの靴を加えて行った犬はブチではなく白。
- 本編終了後のショートアニメはドラえもんがどら焼きを食べようとするが、上手くいかず最終的にはどら焼きを盛った皿の上に倒れてしまうもの。
2005年版
- タイトルは「先生サイアクの一日!」
- 冒頭、のび太は毎度の如く遅刻をして廊下に立たされている。
- 1回目と2回目にのび太が先生を呼び出した時、先生は会議に出るところだった。
- この後、ドラえもんから本人ビデオを貸すのを断られた際のび太はいじけた素振りを見せてドラえもんから貸してもらっている。
- 3回目にのび太に呼び出された時、先生は散髪屋にいた。
- しずかのママの靴を見つける際、のび太は本人ビデオを90分前、60分前、45分前、30分前の順にセットしている。そして靴を持って行った犬は茶色で、向かいのタロという名前が付いていて、犯人だとバレた時はしずかと彼女のママから「ダメでしょ!勝手に持ってっちゃ!」と怒られている。
- ジャイアンはヘロヘロになるまで空き缶で転ばされており、のび太とスネ夫には殴りかかっていない。更にこの後の角で男性2人がぶつかり合う下りはカットされている。
- 4回目に呼び出した際、先生は入浴中だった。更に時間を設定時間を間違え先生から怒られてしまった際、のび太は両親からも怒られている。
2008年版
- タイトルは「のび太はエライ!をもう一度」。
- 冒頭、のび太はジャイアンとスネ夫から掃除当番を押し付けられている。
- のび太がドラえもんに先生から褒められた話をした時、原作にあったセリフの後に「日本の宝だ!」と大げさに付け加えている。
- のび太が本人ビデオでネズミを呼び出した際、ママもドラえもんと一緒に驚きねげまわっている。
- 3回目にのび太に呼び出された時、先生は会議中で、しずかはその時、家の前で掃き掃除をしていた。また、のび太が本人ビデオでしずかのママの靴を探す下りは、しずかの家の庭にあったネックレスの持ち主を探す下りに変更され、犬はしずかの家に来た際、小便もしており、これで干していたシーツが濡れ汚れてしまった。
- ジャイアンが空き缶を踏んで転ぶ瞬間を見る下りでは、怒って本人ビデオを取り戻しに来たドラえもんも一緒に見ている。
- 角でぶつかり合った男性2人はどちらも出前の途中で、こちらもどちらが悪かったか、ドラえもんと一緒に確認している。
- ネックレスがジャイアンとジャイ子が母ちゃんの誕生日プレゼントに買ったものだと分かった際、スネ夫が本人ビデオで拾い主がのび太だとジャイアンに教えている。
- 今回も2005年版同様、ラスト、のび太は先生と両親の双方から怒られている。