解説
平松伸二の漫画『ブラックエンジェルズ』及び『マーダーライセンス牙&ブラックエンジェルズ』の登場人物である。
スピンオフ作品『ザ・松田ブラックエンジェルズ』とその続編『ザ・松田超人最強伝説』の主人公でもある。
その正体は平松伸二作品世界中最強の男である。モデルは松田優作。
プロフィール
人物
豪快な性格の熱血漢であり、口癖は「いンだよ 細けえことは」又は「この外道が!!」「この外道○○め!!」。
強い正義感の持ち主であり、悪党は即座に叩きのめす。基本的に相手が人殺しでない限りは殺害はしない。
空手を取り入れた自己流の喧嘩殺法で戦う他、竜牙会の殺し屋「不動王」から鹵獲した巨大ブーメランも使用。
手錠を素手で引き千切り、アフリカゾウに踏まれても押し返し、無反動砲の砲弾を素手で受け止めるという恐るべき腕力を誇り、その手刀は頭蓋骨を割り、貫手は人体を貫くほどの威力がある。加えて超人的なタフネスの持ち主であり、筋肉は数十発の銃弾が命中しても貫通できず運動能力もほとんど衰えない。
『マーダーライセンス牙&ブラックエンジェルズ』では国会議事堂に突撃するジャンボジェット機を素手で止めるという以前に輪をかけた超人技を披露している。もう人間ではない。
続編の度にパワーアップしており、放射能を蹴る事で汚染濃度を下げる、日本刀で小学校の校舎を両断、ミサイルと共に(噴射熱と燃料の猛毒を浴びながら)平然と宇宙空間に飛び立ち、核ミサイルを蹴り落として生身で大気圏突入すら果たしている。その不死身ぶりは「地球外生物」「クマムシ」と揶揄される。その後も殺人ロボットやモンスター、果ては戦車と戦闘ヘリの大群すら物ともしない規格外の強さを発揮する。
しかしそのあまりの超人ぶりから「生物兵器」「危険すぎる野良犬の超人」とも評される。頑強な肉体相応のアレと精力の持ち主であり、作中で三人の女性を一人で相手するという絶倫振りを見せている。
経歴
初登場時は刑事(その話中で悪徳上司の奸計に嵌り懲戒免職)、その後は主に飯場の作業員や港湾労働などの肉体労働で生計を立てている。続編では大道芸や高層ビルの窓拭き、AV男優やクラブのバウンサーといった仕事もしている。特定の住所は無い様であり、バイクで移動しながら暮らしている。
初めは元刑事のプライドから、雪藤の行為を私的制裁として「人殺し野郎」と反発していたが、轢き逃げを金の力で揉み消そうとした財閥の御曹司の外道ぶりに「法で裁けない悪」の存在を実感し、怒りを爆発させてこれを殺害。ブラックエンジェルとなる。後の竜牙会との戦いであばら骨を断たれるほどの強烈な手刀を受けた際に胸に十字の傷が刻まれる。
『牙&ブラック』の後日談でもあるスピンオフ作品『ザ・松田 ブラックエンジェルズ』では主人公となり、タイトル通り「ザ・松田」を名乗るようになる。
その他
ネット流行語大賞2009で4位にノミネートされた「こまけぇことはいいんだよ!」の元ネタであると指摘する説がある
作者が葛飾区に在住していることから、2018年11月20日には同区の生活情報ガイドブック『わたしの便利帳』(2018-2021年度版 保存版)の表紙を松田が飾っている。