BORUTOのネタバレを含みます
概要
『BORUTO』に登場する菱形の形をした謎の印。
本作のキーワードであり、 本作の主人公うずまきボルトが大筒木モモシキを倒した後に右掌に浮かんでおり、謎の少年カワキは左掌に、「殻」のリーダージゲンは顎に刻まれている。
能力
通常は菱形だが、活性状態になると身体全体に紋様が広がる。
身体能力や術を強化し、術を吸収することができる。
ただし、あくまでチャクラを吸い取る能力であるため、吸収可能なのはチャクラ由来のものに限られ「実体のある物質をチャクラで操作する」術には効果がない。
また、うちはサスケの輪廻眼や大筒木一族の能力同様に黒い渦を発生させて空間の裂け目を作り出し、異空間へと移動できる時空間忍術を使う事ができる。
上記の能力はあくまで副産物に過ぎず
その正体は大筒木の遺伝情報やチャクラを複製し、圧縮したもの。
それを『器』に打ち込み、『器』の体内に大筒木の情報が時間をかけて徐々に解凍されていき、すべての情報が解凍された時、『器』への転生(復活)が可能となる。そして転生が完了した時、『器』となった者の存在が消滅することになる。
サスケはこの現象について当初は「大筒木が楔を刻んだ相手の体を乗っ取る」と表現したが、アマドに上記に説明を受け、曰く「楔を刻んだ人間を自分のコピーに変える」と言う方が的確とされる。解凍が進めば大筒を彷彿させる角が生えるといった変化が起きるようになる。
なお、一人の大筒木が複数の「楔」を刻むことは可能だが、転生に成功するとそれ以外の『器』の「楔」は消える。
その理由は、自身のコピーを複数作ってしまわないような措置となっている。
また楔には術者である大筒木の戦闘経験が蓄積されており、器が楔を完全に制御すれば、その戦闘経験を自身に上乗せすることができる。
白い楔
通常の黒い楔とは異なり、器への転生には機能せず、純粋な力、武器としての側面のみが残った不完全な楔。
「楔」を刻まれた者
大筒木モモシキの「器」。楔の位置は右掌。モモシキがボルトに倒される直前に「楔」を刻まれる。六道仙人こと大筒木ハゴロモの息子・アシュラの転生者であったナルトと、そのハゴロモの弟・ハムラの一族であり彼の直系の子孫であるヒナタを両親に持ち、遠い祖先である大筒木カグヤの血を色濃く受け継いでいる事もあってか「楔」への適合度は高いようで、短期間でカワキと同等以上にまで「楔」が解凍してしまっている(イッシキとの決戦時点で80%以上)。
ボルトが極度の消耗で意識を失った際にはモモシキが一時的に身体を乗っ取って顕現しており、この時のみ片目に白眼が発現している。
後にコードとの戦いでモモシキに再び乗っ取られ、暴走を防ぐためカワキに頼んで自害を試みたが、道連れを嫌ったモモシキによって解凍されていない残りの情報全てを変換して肉体を補填する形で阻止されている。
これに伴いモモシキの転生は叶わなくなったものの、結果的に「楔」が全解凍されてしまったことで肉体的には完全に大筒木一族になり果てている。
大筒木イッシキの正当な『器』。「楔」の位置は左掌。ジゲンの「楔」の適合実験に生き残り、「楔」を刻まれる。
幼少の頃より戦闘訓練を受けてきたため、ボルト以上に「楔」を使いこなすことができる。
イッシキがジゲンの身体で転生した際に「楔」は一度消失したが、コードが襲撃してきた際にアマドが施していた細工により、彼が力を求めたことで再び復活し、更には真の力に覚醒したことでイッシキが使用していた術を全て使用可能となり、以前より凄まじい能力を発揮するようになった。
大筒木イッシキの「器」。「楔」の位置は顎。カワキに「楔」を刻んだ張本人だが実際はジゲン自身も大筒木イッシキの器である。楔とは別の方法でイッシキに体を乗っ取られており、その後に「楔」を刻まれた。
「楔」の解凍は完了しており、ジゲンの体はほぼ大筒木のものであるため、「楔」の力を開放することでイッシキの力を使用可能。ただし『器』としては不出来であり、イッシキの正当な『器』であるカワキで転生(復活)する予定である。
大筒木イッシキの器候補の一人で、生き延びたが、器としては機能しない「白い楔」が残った。しかしその反応は凄まじくジゲンを上回る戦闘能力を発現した。
関連タグ
カーマ:インド神話に登場する愛欲を司る神。名称の元ネタ。