概要
中国で主流の茹でた餃子。焼き餃子用として売っている薄い皮で茹でると溶けてしまうので、専用の厚手の皮を使う。またしっかり皮が閉じていないと中の具がバラけて作り置きが難しい。
日本ではマイナーだが、宇都宮市(宇都宮餃子)の餃子専門店ではメニューに載っており、焼き餃子にも水餃子用の皮の分厚いものを使うので食べ応えがある。外食チェーン店でも『大阪王将』や『紅虎餃子房』のグループ以外はメニューに出していないが、スープ入りの餃子を「水餃子」として出す店もある。
海外における水餃子
中国料理で「餃子」といえば普通は水餃子だが、特に区別する場合は「水餃」と呼び、酢ベースのタレで食べる。好みによってトウガラシやラー油、粉末を練ったからしなどを加える。茹で上げて皿に盛ってあり、日本で見かける「水餃子」のようにスープに浸かっているものではない。具材は決まっておらず、白菜、ニラ、パクチー、根菜類、卵、牛肉、エビ、カニ、貝類など実に多様。ニンニクは好みでタレで加えるもので、日本のように具材に入っていることはない。
スープ入り餃子は中国では「湯餃」と呼び、近いものにワンタンスープ、トルコ料理のマントゥ、韓国料理のマンドゥクク、ポーランド料理のピエロギ、ロシア料理のペリメニなどがある。
創作での水餃子
美味しんぼの究極VS至高でのテーマの一つとして登場。究極側の料理として、水餃子と黒砂糖入りの餃子が登場した。山岡が留学生のヒントを得て作られた。水餃子の重たい味と合うようにと組み合わせた。
関連タグ
外部リンク
大阪王将のメニューのページ・・・「ぷるもち水餃子」の名前で販売。
際コーポレーション株式会社・・・『紅虎餃子房』『タイガー餃子会舘』等の店舗で販売。(一覧より)