概要
中華料理、フランス料理と並んで「世界三大料理」と称されるトルコの料理。
ギリシャ他地中海周辺諸国や東欧、中東料理の影響を強く受けている。
野菜はナス、タマネギ、豆類、トマト、キュウリ、ナッツ類を主に使い、オリーブオイルやヨーグルトも調味料として用いられる。香辛料は他の中東諸国ほどふんだんには用いられない。
主な料理
メゼ(前菜)
- フムス…ひよこ豆と胡麻のペースト
- サルマ…ブドウやキャベツの葉で米や肉を包んで蒸すか煮た料理。ロールキャベツやピラフの原型?
- ドルマ…ナスやピーマン等に米や肉を詰めた料理。ピ-マンの肉詰めもこれに当たる。
- ビョレク…揚げ餃子
- タラマ…魚卵の事で、塩漬の鯉やボラの卵等をパンやジャガイモに練りこんだもの。ギリシャでは「タラモサラタ」と呼ばれている。
ケバブ(肉料理)
イスラム教国故、豚肉は当然使われない上にトルコの気候が肉牛の飼育に適していないので牛肉はほとんど使われず、主に羊肉や鶏肉が使用される。トルコからの移民によって近年はドイツ等ヨーロッパ諸国でも食べる機会が増えている。