特徴
ベトナムの食文化は中国料理の影響を強く受け、基本的に華南の料理(広東料理など)とよく似ている。食事に箸や茶碗を使い、米を主食とし、小麦粉だけではなく米粉の麺類もよく食べる。お茶もよく飲む。祝い事の席などには麺や餅も作る。他の東南アジアの食文化と同じく、魚醤(ニョクマム)とコリアンダー(ザウムイ)をよく使う。また、植民地統治時代のフランス文化などの影響を受けており、フランスパンやコーヒー飲用の習慣が根付いているなどフランスの食文化の影響も色濃い。日本料理にも似た部分があるが、日本からの直接的な影響はほとんど受けていない。
総じてマイルドな味付けである点を特徴としており、一般的に『エスニック料理』としてイメージされるような辛い料理はほとんどないので、ニョクマムとコリアンダーの香りにさえ慣れればとっつきやすい。食卓にはニョクマムやライムとチリソースが用意され好みで味をつけることが多い。中国料理と同じく食におけるタブーはほとんど存在せず(ただし鯨食だけはご法度)、肉類は豚肉をはじめヤギ肉やスッポン、様々な野生動物、犬や猫まで多彩な食材を扱う。
代表的なベトナム料理
飲み物
特徴的な食材・調味料
[-[米粉]]
関連料理
タイ料理:ベトナム料理と並び日本でも比較的ポピュラーな東南アジア料理。こちらはベトナム料理と対照的に激辛が有名。