概要
兵庫県神戸市灘区王子町一丁目にある阪急電鉄神戸本線の駅(HK-14)。
1936年4月1日に西灘駅として、(阪急)神戸駅(2代目。現在の神戸三宮駅)延伸と同時に開業。従来神戸本線の終着駅であった神戸駅(初代)はこのとき上筒井駅に改称し、当駅〜上筒井駅間は上筒井線となるも、1940年5月20日に廃線になっている。
1984年6月1日、北側にある神戸市立王子動物園にちなみ、現在の王子公園駅に改めた。これには南方に500m離れていた阪神電気鉄道の同名の駅との区別を図る目的もあったという。
王子動物園のほか、西口周辺に兵庫県立美術館「原田の森ギャラリー」、神戸海星女子学院などがある。東口からはJR神戸線摩耶駅も近い。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する高架駅で、改札口は1階の東西に各1か所、ホームは2階にある。開業当初は移設が予定されていたためか木造の仮設構造ホームとして建てられたが、戦災で消失。東側約300メートルの位置に仮設駅を設置するなどして凌いだのち、第11回国民体育大会が開催される1956年に、現在の位置に鉄筋コンクリート造の駅が設置された。
前述の上筒井駅方面へと線路が続いていた名残として、駅の大阪梅田側に引き込み線があり、阪神・淡路大震災直後の区間運転の車両の搬入に利用された。なお、その後は使われていない。
特急系は通過し、急行以下が停車する。
利用状況
2019年度の1日平均乗車人員(降車人員含まず)は10,992人である。