概要
畑の中に潜み、生きている人々を激しく人を祟るとされる妖怪。
凶作などの飢饉で餓死した者たちを弔いむせずに放置しているとその怨霊たちがこの妖怪になるとされている。
また、一説によれば作物を枯らしたり、作物を盗み出そうとする盗人の足元から血を吸い尽くして殺してしまうともされており、塩に弱いらしい。
ゲゲゲの鬼太郎
CV:塩屋翼(3期)、田中一成(4期)、稲葉実(5期)、池水通洋(6期)
初出は第3期第75話。
伝承と同じく凶作時等の飢饉のときに餓死した者たちの怨霊とされる妖怪で、巨大な一本角の鬼の様な顔だけの姿をしているが、第3期や5期では体が有る様な描写もある為、体が有るのか無いのかははっきりしていない。4期では、炎や触手のような舌を持つ。
初出のとなる3期では自身を小豆の神と偽って“小豆連合軍”ら三妖怪たちを騙して多量の小豆を奪おうと画策するが、失敗すると正体を現し三人を喰らおうとする。
しかしその図体の割にはからきし弱く、鬼太郎たちの一斉攻撃で転倒しただけで目を回しあっさりと降参する。
4期では妖怪たちを侮る人間たちを脅かす為に鬼太郎に協力し、ねずみ男の妖怪屋敷に出現した。
5期では浅草の雷門の地面に潜み、偶然零れ落ちた餅を数百年ぶりに食べた事で味を占め、町中の餅を全て貪り食おうと潜んでいる地面から巨大な舌を伸ばして暴れ回る。
本作では土地に纏わる怨霊の強さが桁外だった事や、(事故による偶然とはいえ)生前は贅沢品だった餅を偶然食べた事で飢えが暴走してしまった事から今まで登場した同族たちよりも遥かに強く、ぬりかべたちを投げ飛ばす程の力と髪の毛による攻撃で鬼太郎たちを苦しめたが、姿を消して逃げようとした所を白坊主の光線で発見され、火車の能力で魂が癒え変わった火車と鬼太郎のコンビネーション攻撃の前に敗れ去った。
6期では再びモブキャラとして登場し、名無しの策略により妖怪と人間たちの関係が悪化する中で激化する人間たちによる妖怪狩りに怒り狂い、人間たちと戦うべきだとする過激派たちのリーダー格として登場。
豆腐小僧を襲おうとする暴漢たちを追い払った鬼太郎の前に大勢の仲間を引き連れて現れると人間たちとの開戦を主張するが、目玉おやじに説得され一端は矛を収め引き下がるも既に人間も妖怪たちも限界が近いと警告を与える。
そしてその懸念通り、名無しが仕組んだ“オメガトーク”に煽られて暴徒と化した人間たちが調布のゲゲゲの森の入り口に押し寄せたことを受け、鬼太郎親子の帰りを待たずに迎撃態勢を取る事となる。
なお、その争いは何とか回避され、人間と妖怪は名無し・虚無による破壊活動から共同避難を行っていたが、その中に畑怨霊の姿は見えなかった為、その後の動向は不明となっている
関連項目
以津真天→誕生の経緯が似ている。