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石川雅望

いしかわまさもち

石川雅望は、日本の江戸時代における狂歌師であり、国学者である。

概要編集

日本江戸時代における狂歌師(社会風刺皮肉滑稽を盛り込んだ和歌を作る歌人)であり、国学者でもあった。

実家の家業は江戸小伝馬町の旅籠屋で、父の石川豊信(いしかわ とよのぶ)は浮世絵師だった。


狂歌は初め岸文笑(きし ぶんしょう)に、後に彼の師である大田南畝(おおた なんぽ)の下で学び、彼らと共に狂歌師集団『伯楽連(はくらくれん)』を結成し、多くの狂歌絵本を刊行して狂歌師としての地位を不動のものとした。

狂歌師としての名称である狂名は「宿屋飯盛(やどやのめしもり)」。


国学は少年時代に津村淙庵(つむら そうあん)に師事して学んでおり、狂歌の他にも辞書『雅言集覧(がげんしゅうらん)』や源氏物語の注釈書『源注余滴(げんちゅうよてき)』、吉原遊郭における遊女の一日を描写した『吉原十二時(よしわらじゅうにじ)』など、読本・狂文・和文といった多方面で多くの著作を執筆し残している。


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