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概要編集

台湾の人形劇「霹靂布袋戲」に登場する組織。

活躍する作品は「霹靂神州II之蒼玄泣」である。


解説編集

無濤海(むとうかい)に拠点を構える、女剣士の武芸組織。本編では略して「劍閣」と称することもある。建物が無数の剣によって形成され、中枢には神器の宝剣「歲月輪(さいげつりん)」が劍閣全体を支える。


女性のみで構成されるのが特徴で、しきたりが厳しく、全員が剣の修行に励んだ。組織全体を支配するのは、統治者である大宮主の曌雲裳。刑罰など、ほかの内政は二宮主の樓無痕に任せた。


鋒海盛會編集

普段は海の中に漂うが、百年ごとに一度、浜に浮上する。配偶者を求める武闘大会「鋒海盛會(ほうかいせいかい)」を開催し、各地の男性剣士を招待する。大会の目的は戦いに介して、優れた男性剣士(劍種)を女剣士たちと結ばせようと、次世代の最強剣士を生み出す狙いであった。


歲月輪編集

宝剣の歲月輪は鋭さ・強さ・属性において、苦境神州を支える柱を切断できるほどの神器である。そのため、歲月輪が各勢力が奪い合う標的となった。異度魔界や識界の侵攻に対し、数度にわたって歲月輪で撃退した。


歲月輪は大宮主の曌雲裳しか扱えない。しかし使用回数の制限があり、抜くたびに時計が動き、合計12回抜くと建物が完全に崩れる。歲月輪に頼りすぎたため、劍閣の崩壊が危惧された。


主な構成員編集

大宮主曌雲裳
二宮主樓無痕
三宮主緋羽怨姬
四宮主霏嬰
昭儀(女官)赤宵練、易水心

他の関係人物編集

大会の参加者

金帖クラス柳生劍影、任劍誰、不二做、西門寒照、赭杉軍、孟白雲、滄海孤劍、太狂生
銀帖クラス伊達我流、天草二十六

その他

捨て子東宮神璽

関連タグ編集

霹靂布袋戲 女剣士


曌雲裳 樓無痕 緋羽怨姬 東宮神璽


関連リンク編集




























ネタバレ編集

黒歴史編集

劍閣では女児しか育成せず、男児が生まれると、捨て子として殺される。女剣士に男児が生まれた場合、その赤子を問答無用で殺すのが、劍閣の隠されたしきたりである。女性しかいないのはこのためであり、劍閣の裏には、赤ん坊の死体がたくさん埋めていた。


かつて招き入れた劍種がしきたりを破り、一人の男児を武林に逃した事件が起きた。劍種はすぐに処断されるが、劍閣に男児を生かせる不祥事となった。これが劍閣の黒歴史とされ、脱出した男児・東宮神璽は、劍閣で唯一の男性の生き残りである。

鋒海盛會に参加した西門寒照などが、真相を調査する中、この秘密が徐々に暴かれた。


結末編集

鋒海盛會を経て、目当ての男性・柳生劍影を巡り、曌雲裳樓無痕の三角関係が悪化。曌雲裳は結果的に柳生劍影の心が得られず、樓無痕に敗れて発狂する。本来残虐な性格が災いに、身内の女官たちを次々と虐殺。女官たちは逃げ出すか、命を落とすか、悲惨な末路をたどる。


しまいに異度魔界に唆され、曌雲裳は歲月輪を抜き、劍閣全体が崩壊された。曌雲裳もその後に死亡して、組織自体は滅亡した。統治者の性格が原因で自滅し、異度魔界の神州破壊を助長させる結末となった。

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