概要
1964年11月27日生まれ、鳥取県出身。
日本大学芸術学部在籍時につかこうへいの舞台を見て彼に憧れを抱く。大学卒業後、サンミュージックにてアイドルのマネージャーをしていたが、先輩マネージャーの紹介でつかに会い、「おまえ何で大学まで出て、アイドルのパンティーストッキングたたむような仕事してるんだ」「会社やめて俺のところに来たらいいじゃないか」という彼の言葉に背中を押され、翌日辞表を提出してつかに師事。つかこうへい事務所にてつかの運転手・付き人・裏方等を経験。3年後、つかの紹介で映像制作会社に就職し、低予算ドラマの脚本を未経験ながら見よう見まねで描き始めた。その後、29歳で退社して1992年に脚本家デビュー。
その後、2006年公開の映画『パッチギ!』で日本アカデミー賞 優秀脚本賞(井筒和幸と共同脚本)、翌2007年に『フラガール』で日本アカデミー賞最優秀脚本賞(李相日と共同脚本)を受賞したことで一躍有名になり、NHK連続テレビ小説『マッサン』、『ちむどんどん』の脚本を担当。その他にも『プリキュア』シリーズにサブで参加、民放ドラマではTBS系列の金曜ドラマ『トリリオンゲーム』を担当した。
作風
上述の『パッチギ!』、『フラガール』、『マッサン』、『トリリオンゲーム』など原作及び原案がある作品の評価はリアリティや再現度の高さも相まって高く評価されているものの、『ちむどんどん』では一部キャラの倫理に反する言動・無理のある展開・雑な時代考証など問題点だらけだったこともあり「ちむどんどん反省会」なるタグが誕生してしまった。このことからファンからは概ね「原案・原作有りの作品は得意だが、オリジナル作品は苦手」という評価が多い。